⑤4日目9月13日(イスラエル国防視察団旅行記)


☆MASSADA
●マッサダ要塞遺跡
☆JERICHO
●古代都市遺跡エリコ(Tel Jericho)観光及び昼食
☆KALYA
●Kalya Beachで死海浮遊体験
☆TIBERIAS
ティベリア:Nof Ginosar泊(チェクインは夕食後)
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0800ホテルを出て聖地エルサレムを一望できる高台に行きました。裏手はヘブライ大学があります。団員の児玉さんが通った大学でもあります。

アラブ人の学生通学風景 (エルサレムはアラブ人も多く見かけられます。)
エルサレム市街展望(ヘブライ大学高台) (昨日見学したエルサレムの旧市街、城壁やドームが遠望できます。)
エルサレム市街展望拡大(黄金のドームも)

2時間弱の時間をかけてバスはマッサダの要塞に向かいました。死海を見下ろす位置にある要塞は、2千年前の激戦を想起させます。石造りの要塞です。雨が少ない地域なので降った雨が貯水池にためられるように山頂からいくつかの貯水池に水がたまるよう水路が造られています。

マッサダ要塞ケーブルカー到着駅
マッサダ要塞の雨水取水路
マッサダ要塞からの死海展望 (死海の湖面は-420m一面は荒野です。)
マッサダ要塞迎賓室跡(2千年前の迎賓館の壁色がそのまま残る。)
マッサダ要塞倉庫跡
マッサダ要塞大衆浴場跡模型
マッサダ要塞大衆浴場タイル(模型)
マッサダ要塞サウナ風呂焚口(実物)
マッサダ要塞広場(現在イスラエル軍宣誓の場所)
マッサダ要塞麓では野山羊が闊歩

マッサダ要塞を降り、死海湖岸を戻り、西岸地区エリコで昼食後、Kalya Beachで死海浮遊体験に向います。

アラブのボリュームたっぶり料理(アラブ人の料理は残すことがエチケットだそうです。)
死海ビーチでの田母神団長(死海の向こう岸に見える湖岸はヨルダンです。)
浮き過ぎの死海浮遊体験(風船のように浮いてしまったら立つことが出来ない!)
死海の泥化粧(死海の湖底はミネラルたっぷりの泥です。)

浮遊体験後、西岸地区を通って北進し、淡水のガリラヤ湖湖畔のホテルに到着。
西岸地区に入る検問はフリーだがイスラエル領に入るときは厳しい検問を受けました。
本日は観光で終わったがそれなりに色々な体験ができた一日であった。
何と、最後の試練の永嶋さんのトランクがようやくホテルに届いた。このホテルは農場(キブツ)が経営しているそうです。

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外務次官挨拶


皆様、おはようございます。
金曜日は外務省の休日ですが田母神閣下はじめ皆様をお迎えするために出勤しました。
昨日まではシンガポールとタイにおりましたが皆様をお迎えするために昨晩帰って参りました。
アジアにおける力のバランスの重要性について聞いて来ました。中東においても同様であると申し上げて来ました。イスラム国の台頭が世界不安定要素になっています。このことは世界は目覚めよと警告を発していると思います。昨日オバマはイスラム国家を包囲することを発表しました。世界は協力して対応しなければなりません。イスラム国にはボランテアとして世界国家から参加している。問題はイラク、シリアでイスラム国が跋扈していますが、それぞれの細胞が分裂するように広がっていることが問題です。
イスラエルは残念ながら50日間に渡ってガザからのロケット弾発射に対応しなければなりませんでした。これもテロリストとして対応を迫られております。50日間ガザと戦いましたがアフリカのシナイ半島、スーダン、イラク、シリア、レバノンでも同じようなテロリストとの戦いが起こっております。世界はまだ気付いていませんが、イスラム諸国の中でもシーア派、スンニ派との権力闘争が続いております。

3年前にアラブの春が起こりましたが我々は絶対君主制から民主主義が起こると期待しておりましたが現実は全く反対でした。3年経ってリビアは幾つかに分裂しています。周辺の国々は困難な状況です。イスラエルはその中において、どのように安全を確保していくかが課題です。それ故に田母神閣下、吉田閣下、稲葉元大佐ほか皆様の意見交換が重要であると思っております。日本政府はイスラエル旅行を推奨しておりませんが田母神閣下以下大勢でイスラエルを訪問されたことに感謝しております。お判りの通りイスラエルは非常に安全な国です。
皆様のイスラエル訪問はイスラエル国民にとりましてはよいニュースであります。日本とイスラエルは重要な関係であると、それを皆様が実行されたことに敬意を表します。
私は皆様に申し上げたいことは以上ですが皆様のご意見をお聞かせ頂きたいと思います。

田母神団長:
今日は安息日にも拘わらず次官が私達のために出てきて頂きありがとうございます。東京で何度か大使にお会いして一度イスラエルを訪問したいと思っておりましたが、来て見て次官が言われるようにイスラエル国は静かで安全な国であることが判りました。
一方では昨日、IAI研修、警備器材の研修、コマンド部隊の実情を見せて頂き、安全確保のために努力されていることがよく判りました。
コマンド部隊には東日本大震災の時には支援をして頂きまして感謝申し上げます。
日本は中国の覇権国家により尖閣問題等発生しておりますが、イスラエル訪問で参考になったこと、加えて日本の安全保障についても引続き訴え続けたいと思っています。
日本の将来について心配しておりまして、私は今66歳ですが80歳位まで国政選挙に出て頑張りたいと思っています。
イスラエルで実戦的なシステムを学んだことは日本の安全保障にも活用できると思っています。
安息日にも拘わらず本当にありがとうございました。

次官:
田母神閣下、勇気と決断に敬意を表します。閣下は新しい党を起こそうとしておられるそうですが皆様の力を動員して成功されることを祈っております。
日本の人口は1億2千万、イスラエルは800万人と大きな差がありますが周囲の脅威に対応しなければならないことは両国共通の問題でもあります。そういう意味でイスラエルの軍事産業の一端を見て頂いたことは参考になると思います。アイアンドームを見られたでしょうか?(通訳:これからです。)
このシステムによりイスラエル国民の安全が確保されたことはパレスチナ国民にとっても幸いなことです。ガザから飛んできた数千発のミサイルはイスラエル市民を殺すために飛んで来ました。もしアイアンドームが無くてイスラエル市民が殺された場合は徹底的に反撃していたと思います。この理由によりガザ地区に最小限の反撃に終わったことはパレスチナ市民にとっても幸いなことです。このことは専門家の田母神閣下にはよくお判りになると思います。
私は日本に6年間大使として駐在しておりました。その時、北朝鮮からのミサイル防衛についての必要性を強く感じておりました。
ミサイルシステムは短、中、長距離の攻撃に対して反撃できる機能を構築してきました。アイアンドーム以外にもあらゆるシステムは国民の防衛のために開発されたものです。従ってイスラエルでは防衛技術が民間生活にも活用されるよう広がっております。
どうぞ短い滞在ですがイスラエル全体を見てもらいたいと思います。また何度もイスラエルを訪問してもらいたいと思います。
最後に田母神閣下は66歳だそうですが、イスラエル国も建国66年目でありあます。田母神閣下は80歳まで頑張られるそうですが、何時までも元気でご活躍をされることを期待しております。日本の暦は60年が還暦ですがイスラエルでは120歳まで生きれると信じられています。どうか田母神閣下も120歳まで元気でご活躍下さい。その他の皆様のコメントもどうぞお願いします。

吉田副団長:
戦後日本はゼロから復興に努力し、1980年頃には経済大国世界ナンバー2までになりました。一方、イスラエルは1948年建国以来、4度に渡る戦争を体験されてきました。その全てに勝ち抜かれ現在のイスラエル国があります。
昨日からの研修で国家も産業も国民も全てが独立のために尽力されている姿に感動しております。そのことが日本人として学ぶべきところが大であると思います。
日本の外敵は尖閣列島の紛争位ですが日本国内は政党も組織も国家を貶める一部国民もおります。今の次官のお話を参考にして日本の国内も挙国一致体制に努力したいと思います。

質疑応答中の外務次官

次官:
勿体ないお言葉ありがとうございます。
その中で教育が一番重要と思っております。教育こそ国家を守る安全保障だと思っております。イスラエルの教育は学校だけではなく軍隊の経験も含まれます。
世界の考え方は国家から個人主義になりつつあります。若者は国家というよりは個人の平和を求める傾向にあります。従って私達の国民皆兵制は軍隊で単に強くするだけではなく教育機関を通じて人間として成長させる、成熟させていく、責任を持つ、技術を見に付けさせて社会に役立つ人間になるよう教育を実施しています。
軍隊では全て平等です。彼らは人間として成長して責任ある大人になって社会に出て行きます。そして最も重要なのは同じ目的のために自分を奉仕に捧げていくことを学びます。
従ってイスラエルでは経験しておりますが田母神閣下の新党におかれましてもこのような教育を考えられたら如何でしょうか。素晴らしい若者が成長していくと思います。日本において若者が3年間軍隊経験をすると全く変わった日本になると思います。
これは個人的な見解ですが私も妻も子どもも皆軍隊の経験があり、国家に奉仕したお蔭でよきイスラエル市民になることが出来たと思っております。(次の質問がまだ続きますが以下省略)

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④3日目9月12日(イスラエル国防視察団旅行記)


☆JERUSALEM
●ヘルツェルの丘軍人墓地(献花)
●外務省:外務次官ニシム・ベンシトリット氏(前駐日大使)表敬訪問
●ヤド・バシェム(ホロコースト記念館)
●エルサレム市内観光(ヤッフォ門、旧市街、嘆きの壁、メア・シャアリーム、展望山など)エルサレム:Crowne Plaza Hotel泊
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3日目も首都エルサレムの予定がぎっしり詰まっていてホテル出発は7時45分です。
以下、写真を中心に説明したいと思います。

ヘルツェルの丘で献花
イスラエルと日本の両国歌を斉唱した後記念撮影

両国国歌斉唱動画
(動画ダウンロードに数分掛かる場合があります。)
広場の周りにはイスラエル国家に捧げた約2万名の兵士と歴代の大統領、首相のお墓が整備されています。(お墓の回りには配水管から供給される給水で降水量の少ない丘にも萎れることのない草花が咲き誇っていました。)

外務省訪問
外務次官表敬記念写真

外務次官スピーチ内容
ベンシトリット外務次官は6年も日本駐在大使をやっておられ、大変親日家でもあります。昨日までシンガポール、タイ国の出張中でしたが、我々訪問団を出迎えるため、前日の夕方帰国され、本日は安息日で外務省が休日にも拘らず出勤されたものです。
我々の質問にも丁寧にお応えになり、当初40分程の予定が2時間近くにもなりました。
以降の予定を短縮せざるを得なくなりました。

ヤド・バシェム(ホロコースト記念館:中は撮影禁止)ヒットラーに虐殺されたユダヤ人は600万人にもなります。
杉原千畝記念植樹版
杉原千畝記念植樹と(吉田副団長)

(名前が”SENPO”となっているので、イスラエルの知人に”CHIUNE”に変更を依頼)
杉原千畝は大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000人のユダヤ人の避難民を救ったことで知られる。
遅い昼食をアメリカン・コロニーホテルで取り、いよいよ3宗教の聖地、イエルサレムの旧市街に入ります。迷子にならないようイスラエルと日本の国旗の付いた帽子を配布された。

旧市街の店が居並ぶ路地
キリストの遺体が横たえられたとされる大理石
ローマ時代を再現する壁画
現在も残る町並みの遺跡跡
ユダヤ教信者(この帽子は30万円相当)
嘆きの壁で祈る田母神団長
嘆きの壁前で記念写真
テロ警戒中の武装兵士
イスラエル・マクヤ・センター訪問
イスラエルの翼(合唱)

最後は計画外ではありましたが、日本人のご夫妻が日本人留学生のお世話をしている学生寮がマクヤセンターだそうです。学生さんがイスラエルの翼を合唱してくれました。
「イスラエルの翼」合唱動画
エルサレムの最後の晩のホテルに東京組み、福岡組を含めた半数の団員の未着のトランクがやっと届いた。やっと新しい下着にお目にかかった団員もいました。
しかし、非情かな、今回の企画の永嶋代表のトランクはこの日も届かなかった。

企画外の話題をここで紹介します。筆者の稲葉の先輩、宮内さんの紹介で、「エルサレムに行ったら是非、ミナ・ヤンコ女史に会ってきて下さい。」と言って20年前以上の彼女の電話番号のメモを渡されていました。私はヘブライ語は勿論、英語も不器用です。しかし、何としてもエルサレムの最後の晩なので、せめて電話位しなければならないと思っていました。その時、今回の企画調整役でご尽力頂き且つ今回のツアーに全行程お付き合いして頂き、しかも部署部署で通訳もして頂いた神藤先生(下記写真右側)が手を差し伸べて頂きました。(実際は20年前の彼女の電話番号が変わっており、電話不通でしたが、イスラエル経験者の団員参加者、児玉さんがホテルと調整してくれて新しい電話番号を調べてもらいました。)結果、神藤先生のヘブライ語通訳のもと、下記の写真の通りミナ・ヤンコ女史とお会いすることが出来ました。奇跡だと思いました。彼女にはお孫さんもおられ、現在は杉原千畝の研究者の一員として世界を講演で駆けづり回っておられるキャリアウーマンであることも判りました。日本大好きな女史でもあり、有名な糸川博士とも懇意であり、イスラエルのホロコースト記念館元副館長も経験された方でした。

ミナ・ヤンコ女史(右側が神藤先生)

3日目も素晴らしい旅行と経験の連続でした。(しかし、トランク無しの1名の団員の試練も継続中です。)

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