【堀本正文 様】
今日の展示飛行、いずれも胸熱でしたね。
とりわけ、堀本的には、F2あげあげな解説入りの展示飛行。グッと来ましたね。
もっともっと注目されても良い機体だと思うし、NCWの実装も精力的にやってよいと思いましたね。それから、T-4のピトー管。今日は格納庫で目の前で見ることができて良かった。… そして、最高胸熱は、UH-60JとU-125Aの救難飛行展示。
行きのバスの中でもお話しましたが、救難はとても重要なミッションです。
今日の展示飛行でもUH-60Jの超素晴らしいホバリング。その周辺を周回飛行するU-125A。
戦時の救難ではその周辺を護衛の戦闘機や艦艇が救難を護衛する。平時あっても彼らの出動は実戦なのです。要撃(スクランブル)も実戦なのですが、惨事を起こさないように相手を鎮圧抑止することが第一の目的に対して救難はすでに災難が起こっているわけで、それ故に侮れない任務であると熱く思います。
1機のジェット戦闘機を飛ばすためには70〜80人スタッフが直接関与している。と聞いたことがあります。誰もが誰かのために、という気持ちはどこでも重要ですね。
ブルーインパルスの曲技飛行の最初から最後までを観ていて、その飛行技術のすごさもさることながら、徹底した形式美の追求を含めた集団的な美学の追求は精神的な強さにつながっていると思いました。
自衛隊という閉じてなんでも出来る組織を知れば知るほど、一般社会においても仕事というものに貴賎はなく、誰もが誰かのために無駄なことなど無く仕事をしているんだ。ということがよく分かります。
一見無駄が多そうでもそれにはその理由があるんですね。
ということを今の就活をしている若い人達に知ってもらいたいですね。
自衛隊員にならなくとも社会のために働くという心がけが備わるだけで随分と物の見方は変わってくると思うのです。
【竹下直美様】
今日は寒さも吹き飛ぶ素敵な飛行を見せていただきありがとうございました。
マイクロバスでブルーインパルスを間近に見たり(行きがけにご説明いただいた1mの管も見えました!)、吊り上げ吊り下げ体験も堪能して大満足の1日でした。
私でもスルスルと吊り上げで下さるのは隊員の皆様の日頃の訓練の結果なのですよね。あれは子供だけでなく大人が参加してこそ有り難みがわかると思いました。
【板花たか子様】
とても感動しました。
たしかに、寒かった、しかし、それをも耐えれる、ショーでした。また、行きたいです。
郷友連盟のみなさま、ありがとうございました。
今年の航空自衛隊基地研修は、11月24日(土)航空祭が行われる芦屋基地に赴いてブルーインパルスの展示飛行見学を目玉に行われた。前日からの雨も、大型バス二台で博多駅筑紫口を午前九時に出発し、10時40分芦屋基地に到着した時には上がり、各機種の飛行展示が予定通り行われた。
芦屋基地に所在する部隊は、Tー4ジェット練習機による飛行教育部隊、Uー125Aジェット救難捜索機とUHー60J救難ヘリコプターを装備する芦屋救難隊、ペトリオットを装備する高射部隊、後方支援業務要員を育成する第3術科学校など。
当日の飛行展示は、新田原基地からFー4EJ改戦闘機、築城基地からFー15JとFー2戦闘機が飛来して腹に響く迫力ある飛行を披露した後、地元Tー4練習機の編隊飛行、救難隊による遭難者救助訓練を展示、最後に待望のブルーインパルスの曲技飛行が約一時間にわたって行われた。
広い会場には一般見物客が溢れ、輸送機ほか多機種の地上展示、ドリルや音楽隊の演奏、数多くの模擬店など年一度の賑わいであった。
本研修には約十名の小学生を含む六十四名が参加し、航空祭を初めて見たという方も多く、老若男女それぞれに楽しんで頂いた旨の声が聞かれた。
特別会員の井上政典氏と参加の皆さまの感想を下記にリンク転載いたします。
【航空自衛隊芦屋基地の航空祭に参加してきました。 】
【研修参加者の感想】
元自衛官、福島県出身参議院議員として先の震災に関し、九州における被災者支援に対する謝意を表明。
普天間移設、尖閣・竹島領土問題、震災時の政府の対応等から政治家、国会議員、国民の意識に関する問題を提起し、国を守る意義について語られた。国民の防衛意識を越える防衛力は作れないし、国民の領土意識を越える領土政策も作れない。そのためには、義務と責任が個人の権利と自由に優先する意識の醸成が不可欠。
自衛隊の任務を多くの人が「国民の生命と財産を守り、国の平和と独立を守る」或いは「国の平和と独立を守り、国民の生命と財産を守る」と捉え主張するが、いずれも間違い。順序が違う。まず独立が先、平和であっても独立がない場合もある。国を守るということは「国の独立と平和を守り、国民の生命と財産を守る」が出発点でなければならない。この原則を外すと事が起こったら何でも自衛隊となってしまう。
従って、自衛隊の訓練は国の独立と平和を守るための厳しい訓練が大事であって、訓練のための訓練であってはいけない。我々が守るべきものは「国の独立と平和」と「国民の生命と財産」、その他にもう一つあることをイラクの現場で感じた。それは「国柄」。イラクでは日本人に対する信頼感は絶大。
その理由の一つが、日露戦争で小国日本が大国ロシアに勝ったこと。さらに80年代半ばまで多くの日本の企業がイラクに行って国作りをしたこと。我々の先輩が築いた信頼基盤が今も残っている。先輩が残してくれた日本人の価値観、日本人の良いものを継承しなければいけないと思う。
今後とも郷友連盟の皆さんとともに義務と責任が尊重され、個人の権利と自由を超越する意識の大切さを伝えていきたい、と述べられた。