⑦6日目9月15日(イスラエル国防視察団旅行記)


☆HAIFA
●Rafael(Rafael Advanced Defense Systems)2ヶ所見学及び昼食
☆TELAVIV
●Elbit(1330~)
●元モサドエージェント、シャイ・ラズ氏(中東アナリスト)ブリーフィング及び会食(1815~)後、モーシェ・クラビッツ氏とのミーティング(2100~)
テルアビブ:Dan Panorama 泊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テルアビブ一番のショッピングモールビル(○△□の形をした珍しいビル)

6日目は重要なイスラエル軍需産業研修で、全面的に撮影禁止であったため、十分な写真をアップすることが出来ません。(以下、田母神団長のブログを引用します。)
この日は、イスラエル軍需産業の研修の日であった。午前中はラファエル(Rafael)社に行って、近距離で敵ミサイルやロケットを撃破するアイアンドームミサイル、射程が1千キロ、2千キロのミサイル撃墜用ミサイルアロウⅠ、アロウⅡミサイルなどの説明を受けた。イスラエルはこれら3種類のミサイルでミサイル防衛体制をとっている。特に先日の50日に及ぶガザのハマスとの戦闘では、ミサイル、ロケットの撃墜にアイアンドームが大活躍をしたと言っていた。ハマスとの戦闘では地上戦で70名ほどの兵士が戦死したが、ハマスのミサイル、ロケット攻撃で死んだのはわずか3名であり、アイアンドームが市民を守ったそうだ。なお死んだ3名はベドウィン(遊牧民族)であり防空壕へ避難しなかったためである。

アイアンドーム記念メダル

イスラエルはガザ地区に対し航空攻撃をするが、ハマスは病院や学校がある市民が集まる場所にロケット発射台を置いており、攻撃で一般の市民が被害を受けることになる。そこでイスラエルは人道的な観点から、航空攻撃を行う直前に攻撃実施を宣言する。更にゴム弾など非殺傷兵器で事前攻撃を行い、ガザ地区の市民が非難できる時間を与えている。その後実際の航空攻撃を行いハマスの攻撃能力を粉砕している。イスラエルはガザ地区の市民の命を守るためにこのような手順を守っていることを初めて知った。日本ではマスコミでもこれらのことは報道されていない。
ラファエル社ではそのほかに戦車や装甲人員輸送車などの見学をした。会社の人たちは、上層部は元軍人が多く、日本で悪評の高い天下りがシステムとして機能しているようだ。彼らの説明は自信と誇りに満ち溢れている。
ラファエル社で昼食をとった後、午後はアイアンドームなどの火器管制システムを作っているエルビット(Elbit)社を研修した。ミサイル防衛システムは、武器、センサー、管制システムの三つで構成される。この管制システム、すなわちコンピュータソフトウェアを作っているのがエルビット社である。この会社では、そのほかに無人偵察機UAVを造っている。IAIのUAVとの違いを質問したがあまりよく分からなかった。但しあまり大きなものは造っていないようであった。
その後テルアビブのホテルに移動して夕方6時から元モサドエージェント、シャイ・ラズ氏のブリーフィングを受けた。経歴から隙のない厳しい人物かもしれないと思っていたが、あってみるとごく普通のおじさんという感じである。スパイと感じられるようではスパイにはなれないのだろう。モサドの活動の話を期待したが、説明はイスラムのテロリスト集団の話だった。イスラムの中には原理主義者が多く、ハマス、ヒズボラ、イスラム国など多くのテロリスト集団があり、今後ともテロは続くと言っていた。(引用終り)
ラファエル社で昼食懇談の時に代表者と名刺交換した際、退役元大佐アロン・ジブとなっていましたので、「私(稲葉)も元航空自衛隊の大佐で現役時代には同期の宮部がイスラエルの駐在武官をやっていましたが、ご存知ありませんか?」と尋ねると「確かに知っている。」と回答があり、急に懇談が盛り上がりました。

テルアビブ下町街
テルアビブ商店街(洋服店が多い)
シャイ・ラズ氏のブリーフィング
シャイ・ラズ氏との懇親会

6日目も密度の濃い研修となりました。ホテルの部屋では昨日、ワイナリーで購入したワインを団員有志で堪能して夜更けとなってしまいました。
また、テイケイの団員は21時からモーシェ・クラビッツ氏との特別のミーティングがあり、過酷な一日となりました。
いよいよ明日がイスラエル滞在の国防視察団最後の日となります。

↑ランキングバナーをクリック頂けると励みになります!

⑥5日目9月14日(イスラエル国防視察団旅行記)


☆GINOSAR
●イガル・アロン将軍記念館(イエス時代の木造船見学)
●遊覧船(ゲノサレ発着)
☆TEL HAI
●トルンペルドール(Joseph Trumpeldor)記念館
☆GOLAN EIGHTS
●ゴラン高原視察(アビタル山)
☆KATZRIN
●カツリンのワイナリー見学
☆HAIFA
ハイファ:Dan Panorama泊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝の出発は今朝も8時です。歩いてホテル近傍にあるイガル・アロン将軍記念館に行き、イエス時代の木造船を見学した。それから約1時間ほど、ガリラヤ湖の遊覧船に乗って、ガリラヤ湖からティベリアの町を眺めることが出来た。

イガルアロン記念館
発掘された2千年前の古代船
ワイン試飲(ロシア系美人)
(田母神団長のチップのお蔭で撮影承諾)
ガリラヤ湖遊覧船日本国旗掲揚
(貸切船のお蔭で日本人向けサービス)
ガリラヤ湖から古代都市ティベリアを展望

船を下りてバスで更に北に進み、トルンペルドール記念館を見に行きました。トルンペルドールは、ロシア系ユダヤ人であるが、日露戦争でロシア軍に志願した。ロシアにおいてもユダヤ人は宗教上の理由で虐めを受けていたので、トルンペルドールはロシアにおけるユダヤ人の地位向上のためという思いで志願したのである。そして日露戦争で、彼は日本軍に捕虜として拘束されることになった。大阪の捕虜収容所に収容されたが、収容所で日本人は大変優しく捕虜を扱ってくれたという。そして彼は何故この小さな国日本が大国ロシアに勝ったのだろうと考え始めた。そしてそれは日本人の国を思う団結心であるとの結論に至った。捕虜釈放後、一時ロシアに帰国した彼は、父祖の地パレスチナに戻ってユダヤ人の国家を造ろうと行動を始めた。当時彼が帰ったパレスチナ北方の地はフランス統治下にあった。イスラエルの建国運動は、日露戦争における小国日本の勝利も大きな刺激を与え、2千年間国家を持たなかったユダヤ人に国家意識を目覚めさせるきっかけとなりました。こうしてシオニズム運動は広がってゆきました。

トルンぺルドール記念碑
トルンペルドール墓地
トルンペルドール説明映画
トルンペルドール記念館(当時の住居兼砦をそのまま記念館にしている。)
レバノン国境視察:イスラエル最北端の道路(道路の左がレバノン:フェンスの傍は土でゲリラの足跡捜索用)
ゴラン高原展望台(後方に見えるキャンプは国連軍キャンプ:髭の隊長、佐藤議員もここで勤務した。)
ゴラン高原展望台:ドルーズ教徒の地元住民(右側の人は地元の学校の先生)
ゴラン高原の標高1204mのアビタル山頂にある国連軍監視所(砲弾着弾場所を監視するスイス軍兵士)
アビタル山頂からシリヤ領土内砲撃煙(内戦中のシリア領の着弾煙)
アビタル山(中東戦争戦車廃材芸術作品)
アビタル山空挺兵士研修

アビタル山をバスで降り、カツリンのワイナリー見学に行きました。ワイン作りの説明を受け、ワインの試飲を楽しんだり購入したりしました。またすぐ近くにオリーブオイルを作っている工場もあり、見学しました。その後約1時間半のバス移動でイスラエル西側の地中海に面したハイファのダン・パノラマホテルに到着しました。団員はホテルの窓からハイファの夜景を堪能しながら一日の疲れを癒しました。

カツリンのワイナリー工場見学
カツリンのワイナリー試飲
ハイファーの夜景(Dan Panorama Hotelから)
↑ランキングバナーをクリック頂けると励みになります!

⑤4日目9月13日(イスラエル国防視察団旅行記)


☆MASSADA
●マッサダ要塞遺跡
☆JERICHO
●古代都市遺跡エリコ(Tel Jericho)観光及び昼食
☆KALYA
●Kalya Beachで死海浮遊体験
☆TIBERIAS
ティベリア:Nof Ginosar泊(チェクインは夕食後)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0800ホテルを出て聖地エルサレムを一望できる高台に行きました。裏手はヘブライ大学があります。団員の児玉さんが通った大学でもあります。

アラブ人の学生通学風景 (エルサレムはアラブ人も多く見かけられます。)
エルサレム市街展望(ヘブライ大学高台) (昨日見学したエルサレムの旧市街、城壁やドームが遠望できます。)
エルサレム市街展望拡大(黄金のドームも)

2時間弱の時間をかけてバスはマッサダの要塞に向かいました。死海を見下ろす位置にある要塞は、2千年前の激戦を想起させます。石造りの要塞です。雨が少ない地域なので降った雨が貯水池にためられるように山頂からいくつかの貯水池に水がたまるよう水路が造られています。

マッサダ要塞ケーブルカー到着駅
マッサダ要塞の雨水取水路
マッサダ要塞からの死海展望 (死海の湖面は-420m一面は荒野です。)
マッサダ要塞迎賓室跡(2千年前の迎賓館の壁色がそのまま残る。)
マッサダ要塞倉庫跡
マッサダ要塞大衆浴場跡模型
マッサダ要塞大衆浴場タイル(模型)
マッサダ要塞サウナ風呂焚口(実物)
マッサダ要塞広場(現在イスラエル軍宣誓の場所)
マッサダ要塞麓では野山羊が闊歩

マッサダ要塞を降り、死海湖岸を戻り、西岸地区エリコで昼食後、Kalya Beachで死海浮遊体験に向います。

アラブのボリュームたっぶり料理(アラブ人の料理は残すことがエチケットだそうです。)
死海ビーチでの田母神団長(死海の向こう岸に見える湖岸はヨルダンです。)
浮き過ぎの死海浮遊体験(風船のように浮いてしまったら立つことが出来ない!)
死海の泥化粧(死海の湖底はミネラルたっぷりの泥です。)

浮遊体験後、西岸地区を通って北進し、淡水のガリラヤ湖湖畔のホテルに到着。
西岸地区に入る検問はフリーだがイスラエル領に入るときは厳しい検問を受けました。
本日は観光で終わったがそれなりに色々な体験ができた一日であった。
何と、最後の試練の永嶋さんのトランクがようやくホテルに届いた。このホテルは農場(キブツ)が経営しているそうです。

↑ランキングバナーをクリック頂けると励みになります!

郷友福岡 入会案内

福岡県郷友連盟の会員構成は、以前は旧軍人が主体でしたが、平成に入ってからは幅広く「志ある国民」に呼びかけ、郷友連盟の信条活動に賛同される方々と「誇りある日本の再生」を目標とした国民運動を共に展開する為、新規会員の勧誘を行っています。

職業、年齢、性別一切問いません。祖国再生のため、小さな取り組みを始めて下さる方、お待ちしています。

会員になる!

おすすめ

ぐるぐるとりかわ 竹乃屋


お仏壇のはせがわ


かざぐるま


yuseido.jpg


sekikagu-banner.png


集広舎リンクバナー


自らの身は顧みず
4898311288
田母神 俊雄


誰も書かなかった神武天皇と卑弥呼の関係
photo


神武天皇東征記 CD版電子書籍

「神武天皇東征記 CD版電子書籍」は「誰も書かなかった神武天皇と卑弥呼の関係」の写真カラーバージョンです。希望される方はinfo@fukuoka.goyu.jpまで郵送先をご連絡下さい。郵送料込み1,000円でお渡しいたします。


メールアドレスをお持ちの会員の皆さまへ! 会員の方々で双方向の情報交換を目的として「郷友福岡ネット」を立ち上げております。登録を希望される方は info@fukuoka.goyu.jp までご連絡下さい。


日本の核論議はこれだ―新たな核脅威下における日本の国防政策への提言
郷友総合研究所

4886563171

関連商品