「王家」は皇室を貶める言葉だ!


九州歴史観光戦略研究所代表
歴史ナビゲーター 井上政典

NHKの平清盛が始まって既に三回(一月二十四日時点)。ドラマ内では松山ケンイチ扮する清盛が「王家」と連発しています。さらには、伊東四郎扮する鳥羽上皇が皇室内の醜聞を重厚に演じていました。怪演といってもいいほど、不気味にそして存在感のある役をしていました。これが普通のドラマだったら何も問題なく、ただ娯楽としてみていたでしょう。

でも、これが天下の国営放送のNHKの大河ドラマだから問題なのです。第一に平清盛が鳥羽上皇の落胤(おとしだね)とははっきりしていません。そういう噂があり、異例のスピード出世を遂げ太政大臣になったから、きっとそうに違いないといわれているだけです。でも、今回のドラマでは、この出自は重要な部分になります。
天下のNHKの大河ドラマでするのですから、きちんと説明すべきところだと思います。そうでなければ、知らない人が見たら、坂本龍馬と岩崎弥太郎が幼なじみだと信じて疑わない人が出たように、間違ったことを歴史的事実として誤認してしまいます。
ただ、こういうものはちょっと調べてみればすぐに疑義があることがわかるので、まだいいのです。それによって私たちの大切なご皇室が傷つくものではないからです。だから、「王家」という言葉は絶対に許すことはできません。

一月二十四日付の産経新聞に本郷和人・東大史料編纂所准教授は王家という言葉の使用はおかしくないということを書かれています。資料に基づききちんと書かれているのですが、私はどうしてもこれが納得いきません。それは、日本語の特性に起因するものです。
それは何かというと、「言文不一致」です。つまり、話し言葉と書き言葉が違うということです。明治時代になって、二葉亭四迷が書いた浮雲が登場するまでは、書き言葉と話し言葉が違っていたのが日本語なのです。

だから、文書にそういう風に使ったと書いてあるからそのまま会話の中で使うのはおかしいのです。さらに、公家言葉や庶民の言葉なども違っており、それを同じようにドラマの中で話しているのに、「王家」という言葉だけが違和感があるのにわざと使うというのはちょっとおかしいと思いませんか?
ふつう、身分の高い人を下の人は名指しで呼びません。鎌倉殿といえば、源頼朝とわかりますし、右府様と秀吉が言えば織田信長とわかるのです。そして今上様といえば、当代の天皇陛下をさします。このように、会話の中で下の階級の人間が「織田信長様が」とか、「徳川家康様が」というはずがないのです。

ただ、言う場合があります。それは、敵に対してです。敵が「織田信長め!」と言っているのなら、なんらおかしくありません。それが日本語ではないでしょうか。さすれば、この場合「王家」と平清盛が言っているのは、皇室を敵視していたことにつながるのです。大変根強い感情がそこに存在することを表します。NHKはそこを狙っているのでしょうか?
もちろん、清盛は皇室を敵視していません。それが証拠にわが娘を嫁がせ、孫を安徳天皇として即位させます。つまり、皇室の権威を清盛は利用しているのです。もし、敵対しようとしているのなら、こういうことはせずに自分が王朝を打ちたてたことでしょう。にもかかわらず、劇中で松山清盛が王家と叫んでいるのは、大変不遜なことではないでしょうか?

NHKまたは製作者は意図的にこの言葉を使ったとしか考えられません。皇室に対し、無礼な言葉を使い続けて、世の人々の皇室に対する尊敬の念を薄めるためだと思っています。こういうものは断固許せません。きっちりと今後も監視し続けようと思ってます。

(プロフィール)
昭和31年生まれ 西南学院大学経済学部卒業後明治生命保険入社。各地の営業所長を経て東京本部研修センター長としてトレーナー教育や高能率営業員の育成にあたる。九州歴史観光戦略研究所を立ち上げ歴史ナビゲーターという新しいジャンルを目指し活動中。

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福岡市長に年始挨拶


 1月26日、福岡県郷友連盟吉田会長以下5名で福岡市高島市長との年頭挨拶に行きました。
 短時間でしたが吉田会長から郷友連盟の理念信条から最近の陸軍墓地慰霊祭など活動状況について説明しました。高島市長には郷友連盟についてよく理解していただいたと思います。
 最後別れ際に「『アジアのリーダー都市(高島市長標語)』に期待しています。そのためには古代遺跡豊富な古代史、神話の舞台福岡もアピールして下さい。」とエールを送りました。高島市長には引き続き福岡市のリーダーとして福岡市の発展のため尽力していただきたいと思います。
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(文責 稲葉)

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新春祝賀会開催!


 平成24年の福岡県郷友連盟の新春祝賀会は、1月21日(土)11時から13時30分の間、ホテルセントラーザ博多で国会議員、県・市議会議員、協力団体代表、自衛隊関係者及び県本部・支部会員約100名が参加して行われました。
 最初に吉田会長が主催者として誇りある日本の再生に向けて積極的に行動していく決意を表明。
主催者挨拶する吉田会長.JPG

主催者挨拶する吉田会長


 続いて、陸海空自衛隊の各代表が、昨年の東日本大震災と福島第一原発事故に伴う災害派遣、我が国を取り巻く安全保障問題に関連する自衛隊の活動状況について説明。参加者には同時に3自衛隊の状況が聞けたと喜ばれました。
自衛隊代表挨拶01.jpg また来賓挨拶では日本会議福岡の山本泰蔵理事長が、政権交代と大震災によって国民の間に国家のあり方を見直す機運が芽生え、今こそ誇りある日本の再生という共通の理念を掲げる諸団体は力を合わせて改革に取り組むべきであると強調された。
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日本会議山本理事長


 後半は、吟道光世流清光吟詩会副会長吉田城世氏による「美しき日本を詠う」、亀井神道流西日本吟詠会宗師範宮澤泉陽氏と会長代行鳥井幸陽氏による「名槍日本号」の吟詠、当地の伝統芸能「博多にわか」での初笑い。
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吟道光世流 吉田城世氏


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亀井神道流 宮澤宗師範・鳥井宗伝・福永師範(尺八)


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博多にわか


 飛び入りで「自衛隊を敬い感謝し激励する市民の会一同」からということで、昨年の東日本大震災に於ける自衛隊の活躍と本来の国防の任を全うしている事に対して感謝状が贈られる一コマがあった。
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藤井守人氏から感謝状贈呈


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自衛隊への感謝状全文

 最後には日本の心の歌「故郷」を全員で合唱して、誇りある日本の復興と再生を誓って散会しました。

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全員による唱歌合唱

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