追悼の辞 軍神古野繁實元海軍少佐慰霊祭に寄せて


福岡県郷友連盟会長  吉田邦雄

軍神古野繁實海軍少佐の第三回慰霊祭が、遠賀中間地区郷友会主催のもと厳粛に執り行われるにあたり、ご霊前に対し謹んで追悼の辞を捧げます。
古野繁實海軍少佐は、大東亜戦争開戦劈頭の昭和十六年十二月八日、日本海軍の真珠湾攻撃にあたり特殊潜航艇に乗り込み愛艇とともに尊い命を国に捧げられました。当初山本五十六連合艦隊司令長官は、特殊潜航艇による攻撃は認可していませんでしたが、潜航艇隊員の強い要望により認可したものでした。これは、国力の差が大きい米国との戦争に突入するに当たり、米国太平洋艦隊を撃滅し太平洋の制海権を確保しなければ、日本の勝ち目はないという海軍軍人としての切迫した思いからの作戦でした。国のため、郷土のため、家族のために尊い命を捧げられた古野繁實海軍少佐のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます。
先の大戦から六十六年が経過しました。この間日本はひたすら経済的繁栄を追求し、地球上で最も安全な国、国民全体が豊かな生活を送れる国と言われるまでに発展しました。この繁栄は古野少佐を始めといたします英霊の皆様の尊い犠牲のうえに成り立っていることを忘れてはなりません。現在の世界は、テロとの戦争が続き、欧米の経済不安で先が見えない状況です。一方国内でも、東日本大震災の復興が遅れ、経済不況が進行し、国民が日本人としての誇りや自信を喪失してしまっている現状が見られます。このような中にあって、日本人が本来持っている良識、他人を思いやる豊かな心や伝統を取り戻し、世界の中で誇りある日本を再生することこそが御霊にお応えする道であると考えております。
在天の英霊におかれましては、祖国の姿や世界情勢をご照覧の上、我が国の進路やあり方に対してご加護を賜らんことを願い、また御霊の安らかならんことを、そしてまたご遺族の皆様のご多幸を祈念しまして追悼の言葉といたします。

平成23年12月8日

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祭文 軍神古野繁實元海軍少佐慰霊祭に寄せて


遠賀中間地区郷友会
副会長 仲野 丈

 本日ここに、関係各位のご尽力のもと、古野繁實元海軍少佐の慰霊祭を挙行することが出来ましたこと、厚くお礼申し上げます。
これもひとえに、祖国のため、家族のために殉じた故人の仁徳はもとより、皆様方一人ひとりに日本国民として脈々と受け継がれてきた、この国を思う心の現れであると敬意を表するものであります。
古野繁實元海軍少佐は、昭和16年12月、太平洋戦争における緒戦の戦果を確保すべく、真珠湾において自力生還を期し得ない特殊潜航艇にて出撃し、散華されました。私は、戦時中は、この特殊潜航艇の基地であった愛媛県と海路が開け、「回天」の訓練基地でもあった山口県徳山市で少年時代を過ごし、海軍将校の白い制服に憧れと畏敬の念を抱いて育ちました。
昭和20年8月の敗戦を受け、国民の総努力による戦後復興、高度経済成長を経て、70年の歳月がながれてましたが、当時の海軍将校の行動規範は、今でも国民の精神的支柱として、屹立していると言っても過言ではないと存じます。
今日の日本の平和と繁栄は、太平洋戦争における戦没者の尊い犠牲のもとで築かれたものであり、私たちは残されたものの使命として、英霊の思いや戦争の悲惨さと教訓を脳裏に刻み、後世に語り継がなくてはなりません。
本日の慰霊祭を、「故きを温め、平和な未来を築く一里塚、二里塚」と位置づけ、古野繁實元海軍少佐の国や家族の安寧を願う御心を引き継ぐとともに、日本の平和と発展に精進することを御誓い申し上げます。

平成23年12月8日

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開式の挨拶 軍神古野繁實元海軍少佐慰霊祭


遠賀中間地区郷友会会長 中田和信

遠賀中間地区郷友会会長 中田和信

遠賀町内外のご来賓をお迎えし、軍神古野少佐の70周年慰霊祭を開催することが出来ましたことは、誠にありがたく、心からお礼申し上げます。

もともと、故三原朝雄先生(元防衛庁長官)が、県の郷友連盟会長であった頃は、遠賀町にも会員が百人位いたそうです。

その後、代が変わり月日が経って消滅状態の時、上田輝夫連盟会長から、遠賀でも郷友会を立ち上げてくれないか、と言われました。川端和尚と相談し、三原朝雄先生にお会いして、先生に「如何いたしましょうか」とお伺いしました。

先生は「昔は賑やかだったが、どうなったんかナー」と言われ、ともかく「是非やってくれ」とのことでありました。

もちろん麻生太郎先生や、故柴田貫蔵先生他、名士の方々の後押しもあって、平成11年に発会式を行うことが出来ました。

平成13年12月8日には、60周年記念として、初めて慰霊祭を実施しました。

元防衛政務次官三原朝彦様、松本県議、常任相談役の春田章匡様を始め、海友会、元兵学校、若桜会そして、三術校副校長、陸上自衛隊小倉駐屯地遠賀地区警備担当中隊長等多くの方々のご支援ご協力により、平成18年12月8日には、65周年記念として第2回目の慰霊祭が出来ました。

平成23年12月8日の本日は、第3回目の慰霊祭として、70周年記念式典となります。

福岡県郷友連盟の吉田邦雄会長からは、「遠賀としてやりやすいようにやってほしい、全面的に応援する」ということであり、本当にお蔭をもちまして今日を迎えることが出来ました。

今回は新たに、隊友会、国民会議、日本国防協会、つばさ会、遠賀郡遺族会、自衛隊父兄会、老連会等多数お出戴くことになりました。

特に、日本国防協会評議員・水崎勝彦様のご尽力によりまして、海上自衛隊佐世保地方総監代理として下関基地隊司令、そして陸上自衛隊小倉駐屯地からは副連隊長、航空自衛隊芦屋基地から副校長、芦屋基地OBの交友会会長等の御厚意を戴きました。

又、遠賀町長、議長には特段の便宜を図って頂き、虫生津区にはご迷惑をお掛けしております。

お一人お一人、お名前を申し上げて御礼申し上げたいところですが、お寒い中、時間も経ちますので、主催者を代表して御挨拶を兼ね、開式の挨拶と致します。

本日は本当に有難う御座いました。

平成23年12月8日

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