戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」


東北大学名誉教授 田中英道

アメリカ大統領ルーズベルトは、1941年米国戦略情報局(OSS)を創設しました。OSSは日本改造計画を研究し、日本を戦争に引き込んで、日本をつぶす計画を周到に作成しました。アメリカは歴史のない国で、インデアンを抹殺してできた国です。日本をつぶすためには、日本の歴史、伝統、文化を忘れさせる各種の施策が計画されました。

OSSの日本計画作成集団は、当時のフランクフルト学派の社会主義理論研究者集団であり、日本の社会主義化を狙ったものでした。中心人物のケーデイスやラウレルが1945年に作られたマッカーサー占領軍司令部(GHQ)の部長として日本に赴任してきて、OSS日本計画の政策を実現していきました。計画の実行は、二段階革命を目指しており、先ず日本の民主化と称して民主主義革命を完成させ天皇は象徴として残し、その後天皇制を廃して社会主義革命を完成させるという計画でした。実行された計画は、憲法を作り、当時日本の指導的立場にあった26万人を公職追放しました。この公職追放の最大の影響は、東大、京大を始めとする大学の学長、学部長が職を追われ、大東亜戦争中には政府の政策に反対していたマルクス主義の信奉者が選ばれ、その後全国の大学にマルクス主義の学閥が出来上がり、現在もその学閥が続いていることです。大学では学生がフランクフルト学派の教育を受け、官僚や報道関係に就職し、社会の指導的立場に就いていきます。日本を否定し、反権威主義、批判思想の教育を受けた人たちが社会の中心にいるわけですから、その影響は計りしれません。またフランクフルト学派では、報道・マスコミを押さえることで国民の洗脳を図り、ナチスドイツの例ように国論、世論を変える工作が巧妙に進められました。戦争は陸海軍の軍人が起こしたもので、国民は悪くなかった、またアメリカは正義の戦争をし、日本は侵略戦争ををしたというものでした。

この方針に沿って、OSSが書いた筋書き通りに行われたのが、極東軍事裁判でした。7人の高級軍人、閣僚をを死刑にしました。またラジオ、新聞、雑誌の事前検閲を行い、アメリカに対する批判は一切禁止し、日本陸軍はアジアにおいて侵略戦争をしアジア各国に多大の被害を与えたという事実と異なる報道を行いました。この政策を7年間も継続したため、国民はそのように信じてしまいました。さらにこの方針に従って歴史や社会の教科書が作られたため、日本国民は日本はほんとに侵略戦争を行ったと今でも信じさせられています。日本が大東亜戦争間に、米、英、仏、オランダをアジアにおいて破った事が戦後のアジア諸国の独立につながった事実は忘れてはなりません。

現在も力を持っているフランクフルト学派は、ロシア革命後は革命が成功しなかったことから最終目標の革命をあきらめ、反権威主義、批判主義思想で、凡庸、平凡さを掲げ、優秀な突出した人を作らないという考えで、大学から小学校まで浸透しており(小学校の運動会で1等を作らない徒競争の例)日本社会全体で、学者でも研究分野でも作家でも世界に通用する優秀な人がいなくなる傾向にあります。またテレビ等のメデイアにおいてもその考え方は徹底しています。

日本は世界の中で最も優れた伝統、文化があります。イタリア、ギリシャは観光収入が財政の20%あり、観光で食べている国です。年間の観光客数は、伊5千万人、ギリシャ5千万人いるのに日本は600万人で、シンガポールより少ない数です。世界の中で日本が最も古い遺産を持っており、優れた遺跡が全国に沢山あるのに、国民は教えられていないため、遺跡に対する好奇心も起きなくなってしまっています。アメリカ占領政策の歴史、伝統を忘れさせるという方針が、現在も徹底されています。

日本の歴史観を持とうという活動や日本の歴史を再学習しようという運動を起こさなければなりません。私の伊、独、仏の6年間の留学や、大学での教鞭をとった経験から、日本の歴史、伝統文化遺跡は世界に誇れるものでありながら、日本人は自身が日本の素晴らしさを教えられていないし、自分たちも自信を持っていません。
今後は大学を変えるため、今年慶応大学の中で国史学会を立ち上げ活動を始めていきます。皆さんも世界に誇れる日本の歴史、伝統を再学習する運動を起こして頂きたいと切にお願いする次第です。(文責 吉田邦雄)

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天皇陛下御病気平癒祈願


 2月18日(土)朝早くから福岡県郷友連盟有志で宗像大社に参拝し、今上天皇陛下の手術の成功と一日も早いご回復を祈願して参りました。
 福岡は朝から雪降る天気でしたが午前9時半頃、宗像大社に到着、祈願の手続きをやり、儀式殿で神官による今上天皇陛下の手術の成功とご回復を祈願していただきました。
儀式殿.JPG

雪散らつく儀式殿

 その後、空も晴れて来ましたので、小1時間をかけて宗像大社で一番神聖な場所、「高宮」それから宗像3女神の第2宮(中津宮の御分霊)と第3宮(沖津宮の御分霊)でそれぞれ祈願のため、お参りを個人的にやりました。高宮・第2宮・第3宮.jpg 本殿に戻るとちょうど11時から宮司以下、7名の神官による”天皇陛下御病気平癒祈願祭”が厳粛に執り行われましたので、参列して祈願させて頂きました。祈願祭のため拝殿に入る神官.JPG

祈願祭のため拝殿に入る神官

天皇陛下御病気平癒祈願祭.JPG

天皇陛下御病気平癒祈願祭

 私達は、儀式殿で個人的に祈願する際に天皇陛下御病気平癒祈願祭の11時からの予定をお聞きし、参列することができましたが、一般には知らされていなかったようでした。境内にも何ら看板もありませんので、一般の参拝者が結構おられましたが、遠巻きにご覧になっていました。
 多くの県民が参加されて天皇陛下御病気平癒祈願して頂きたいと思いましたが、急遽の神事であるため、公開する暇がなかったようです。参列者は私達2名とその他の神職、巫女さんが10名ほどのみの列席でした。
 しかし、3女神と、そのお母さんであられる天照大神には天孫の今上天皇のご病気平癒祈願は届いたものと思います。
 天皇陛下御病気平癒祈願祭終了後、神宝館で沖ノ島で発掘された国宝陳列を鑑賞して昼過ぎにまた雪が降り始めた宗像大社をあとにしました。
 午後、4時頃のニュースで、天皇陛下の手術が無事済んだと聞いて安心いたしました。
 今上天皇陛下におかれましては、これからの経過が順調でかつ元のお元気な姿で国民の前に復帰されることを心から祈念いたします。
 今回の祈願は間常任理事の発意で、当会の賛助会員の歴史ナビゲーターの井上政典氏の推奨神社により、天皇陛下御病気平癒を願って実施しました。神勅(神宝館の説明版).JPG

神勅(神宝館の説明版)
宗像大社拝殿前で.JPG

祈願終了後の拝殿前で(間常任理事と筆者)
(文責 稲葉)
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国防意識の有り様をイスラエルに学ぶべき


「やっと手に入れた国土」を守る意識
国防意識の有り様をイスラエルに学ぶべき

ヘブライ語教室主宰 児玉直純さん(四十二歳)

ユダヤ人により中東のパレスチナに建国されたイスラエル。建国に至るまでのユダヤ人の歴史、また、建国の経緯から生まれたパレスチナ問題のなかで生まれた国防意識は、日本のそれと雲泥の差があるという。イスラエルに留学し、七年間の滞在経験がある児玉さんは、「日本の無防備な体制に危機感を覚えます」と警鐘を鳴らす。

ユダヤ人が取り戻したもの

「日本とイスラエルの違いを具体的に言えば防衛意識です。日本人には当たり前ですが、日本では地下鉄、電車、デパート、役所、どこでも自由に入れます。イスラエルではいずれもテロ対策として、セキュリティチェックを受けなければなりません。物騒な話ですが、日本に帰ってきてまず思ったのが『日本はテロのやり放題だ』ということです」
そう話すのは、イスラエルのヘブライ大学に留学し、イスラエルに七年間滞在した経験を持つ児玉さん。内村鑑三がつくった無教会主義の流れを汲んだクリスチャンの家庭で育ち、ヘブライ大学では旧約聖書学と東アジア学を専攻した。現在は福岡県糟屋郡粕屋町でヘブライ語教室「マアヤン・リナー」を開業し、ヘブライ語の翻訳や通訳の仕事もしている。
イスラエルの国土は四国程で、人口は約七百八十万人の小国家だ。イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しようというシオニズム運動を経て、一九四八年にシオニストのユダヤ人により建国された。国土の六〇%は荒野でハングリー精神が旺盛な国民気質だ。児玉さんも高校生の時にグループで巡礼に行き、その「荒野魂」を感じたという。「その時は聖書を学ぶというより、建国史を学ぶというもので開拓魂を学び、イスラエルのハングリー精神に感動しました」。
ユダヤ人とは、キリスト教の元となったユダヤ教を信仰する人のことで、ユダヤ教の特徴としてあるのが、教義を頑に守る一方、ユダヤ教に入ってユダヤ人になるのは自由、出て行くのも自由、そして、自ら宣教などの伝道をしないということだ。日本人の一般的なユダヤ人のイメージとしては、「優秀な人材を数多く輩出している」というもの、また別のイメージとして、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」に登場する金貸しシャイロックのようなイメージもあり、「金融に強い」というイメージがあるかもしれない。
「ユダヤ人は迫害され、職に就くことができずに、できることと言えば金貸しくらいでした。国土を持たず、お金しか信用できなかったということかもしれません。さらに、お金を持っていても、殺されて盗られてしまうだけという考えからか、証券というものを編み出していて、株などのシステムをつくり出しています」。つまり、現在の金融システムのルーツをつくったのはユダヤ人で、アメリカの金融はユダヤが牛耳っていると言われるのには、こういった背景がある。
「ユダヤ人が世界中において迫害された理由のひとつは、自分たちの文化・宗教を守って、周りのことは受け入れないという保守性の強さだと思います。しかし、だからこそ二千年間もの間、国がなく世界を流浪しながらも、生き延びることができたのだと思います。また、保守性が強いという話と矛盾するかもしれませんが、ユダヤ教は世界を流浪していることから、様々な文化から影響を受けていて、ある意味では幅広い度量があります。教義に対しては頑固ですが、しなやかさを持っていて、他宗教を否定するような排他的なところはありません。『来るものは拒まず、去る者は追わず』なのです」
ユダヤ人が国土を失い、二千年もの間、流浪しているうちに失いかけたものがある。いわゆる古典ヘブライ語と言われる旧約聖書の言葉だ。ユダヤ人が世界離散する以前から次第に話されなくなり、聖書などの研究・儀式・祈りや別々の言語を話す遠隔のユダヤ人共同体同士がコミュニケーションを取る場合などに使われるのみになっていた。ヘブライ語による著述活動は途切れることなく続いていたことから全くの死語となっていたわけではないが、日常語としては用いられなくなっていた。
ユダヤ人の努力によって現代ヘブライ語が話し言葉として再生されたのは二十世紀になってのことで、後にイスラエルの公用語のひとつとなっている。一度日常語として使われなくなった古代語が再び復活して実際に話されるようになったのは、歴史上ヘブライ語だけだ。こういった理由もあり、イスラエルには世界中に離散したユダヤ人がイスラエルに帰還した時に、ヘブライ語を学び社会に馴染むための役割を担っているキブツと言われる集産主義的共同体がある。
「イスラエルに渡り、ヘブライ語を学ぶために、まずキブツで一年間の集団生活をしました。半日は語学勉強の教室を提供してもらい、もう半日は労働力を提供するというもので、ひとつの村になっています。資産は全て共有で支配者がおらず、世界で唯一、共産主義が成功した例とも言われています。全員が同じ志を持っているからできることです。キブツの教育システムは素晴らしく、皆が三ヶ月程で日常会話ができるようになります。この言語教育システムも世界から注目されています」

本当の防衛とは

イスラエルの政治形態は議会制民主主義で、象徴的な存在の大統領がいて、政治は首相が行っている。大統領は国家元首であり、基本的に政治にはタッチせず、国事行為を行い、閣僚の任命などをする。国に対する貢献度、人格が焦点とされて、選挙で議員が選ぶのだが、議員からとは限らず、学者などからも選ばれる。「現在のシモン・ペレス大統領は政治家出身ですが、大統領になった時点で政治の世界からは引退し、政治を突き抜けた存在になっています」。
イスラエルには十八才から男性は三年間、女性は二十一ヶ月間の兵役義務があることからも、国民にはテロ対策のためのコンセンサスがある。セキュリティチェックは当たり前で、国民からの文句は出ない。イスラエルはユダヤ人が二千年の流浪の末にやっと手に入れた国土であるという喜びと覚悟が強く、それだけにテロに対する意識を含め防衛意識、国に対する意識は日本と全く違う。
アラブ人のテロリストは「ユダヤ人を抹殺せよ」と言って憚らない。イスラエルの「戦争で一度でも負ければ、民族が滅ぼされる」という思いは非常に現実的な危機感だ。反対に、これまでアラブはイスラエルに戦争で何度も負けている。しかし、イスラエルがアラブを蹂躙するようなことはなかった。戦争と戦術・戦略を混同している日本とは違い、イスラエルは「戦争を仕掛けられた時に先制攻撃をすることがあっても、深追いはしない。相手の領土を侵さない」ということを徹底した防衛の姿勢を貫いている。
「日本人は戦争で負けてから、『日本人が悪かった』と思ってしまいました。ユダヤ人はナチスの被害者になって、『もう二度と被害者にはならない。自分の身は自分で守らなければならない』と考えました。日本人は自分たちが悪かったと思えば、戦争が起こらないと思っていて、戦争を台風か何かの天災のように話します。しかし、戦争は人災であり、テロが起こるのと同じです。イスラエルが国を守る姿と日本の国を守る姿には相当なギャップがあると思います」
イスラエルはユダヤ人が二千年の流浪の末、やっと手に入れた国だ。そしてその結果、パレスチナ問題という大きな問題をも抱えている。日本とは全く違った防衛意識があるのは当然だが、国防を考え直す時期に来ている日本にとって、その「国を守る」という国民全体の意識の有り様はイスラエルに学ぶべき所が多々あるのだ。

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