遠賀中間地区郷友会
副会長 仲野 丈
本日ここに、関係各位のご尽力のもと、古野繁實元海軍少佐の慰霊祭を挙行することが出来ましたこと、厚くお礼申し上げます。
これもひとえに、祖国のため、家族のために殉じた故人の仁徳はもとより、皆様方一人ひとりに日本国民として脈々と受け継がれてきた、この国を思う心の現れであると敬意を表するものであります。
古野繁實元海軍少佐は、昭和16年12月、太平洋戦争における緒戦の戦果を確保すべく、真珠湾において自力生還を期し得ない特殊潜航艇にて出撃し、散華されました。私は、戦時中は、この特殊潜航艇の基地であった愛媛県と海路が開け、「回天」の訓練基地でもあった山口県徳山市で少年時代を過ごし、海軍将校の白い制服に憧れと畏敬の念を抱いて育ちました。
昭和20年8月の敗戦を受け、国民の総努力による戦後復興、高度経済成長を経て、70年の歳月がながれてましたが、当時の海軍将校の行動規範は、今でも国民の精神的支柱として、屹立していると言っても過言ではないと存じます。
今日の日本の平和と繁栄は、太平洋戦争における戦没者の尊い犠牲のもとで築かれたものであり、私たちは残されたものの使命として、英霊の思いや戦争の悲惨さと教訓を脳裏に刻み、後世に語り継がなくてはなりません。
本日の慰霊祭を、「故きを温め、平和な未来を築く一里塚、二里塚」と位置づけ、古野繁實元海軍少佐の国や家族の安寧を願う御心を引き継ぐとともに、日本の平和と発展に精進することを御誓い申し上げます。
平成23年12月8日
遠賀中間地区郷友会会長 中田和信
遠賀町内外のご来賓をお迎えし、軍神古野少佐の70周年慰霊祭を開催することが出来ましたことは、誠にありがたく、心からお礼申し上げます。
もともと、故三原朝雄先生(元防衛庁長官)が、県の郷友連盟会長であった頃は、遠賀町にも会員が百人位いたそうです。
その後、代が変わり月日が経って消滅状態の時、上田輝夫連盟会長から、遠賀でも郷友会を立ち上げてくれないか、と言われました。川端和尚と相談し、三原朝雄先生にお会いして、先生に「如何いたしましょうか」とお伺いしました。
先生は「昔は賑やかだったが、どうなったんかナー」と言われ、ともかく「是非やってくれ」とのことでありました。
もちろん麻生太郎先生や、故柴田貫蔵先生他、名士の方々の後押しもあって、平成11年に発会式を行うことが出来ました。
平成13年12月8日には、60周年記念として、初めて慰霊祭を実施しました。
元防衛政務次官三原朝彦様、松本県議、常任相談役の春田章匡様を始め、海友会、元兵学校、若桜会そして、三術校副校長、陸上自衛隊小倉駐屯地遠賀地区警備担当中隊長等多くの方々のご支援ご協力により、平成18年12月8日には、65周年記念として第2回目の慰霊祭が出来ました。
平成23年12月8日の本日は、第3回目の慰霊祭として、70周年記念式典となります。
福岡県郷友連盟の吉田邦雄会長からは、「遠賀としてやりやすいようにやってほしい、全面的に応援する」ということであり、本当にお蔭をもちまして今日を迎えることが出来ました。
今回は新たに、隊友会、国民会議、日本国防協会、つばさ会、遠賀郡遺族会、自衛隊父兄会、老連会等多数お出戴くことになりました。
特に、日本国防協会評議員・水崎勝彦様のご尽力によりまして、海上自衛隊佐世保地方総監代理として下関基地隊司令、そして陸上自衛隊小倉駐屯地からは副連隊長、航空自衛隊芦屋基地から副校長、芦屋基地OBの交友会会長等の御厚意を戴きました。
又、遠賀町長、議長には特段の便宜を図って頂き、虫生津区にはご迷惑をお掛けしております。
お一人お一人、お名前を申し上げて御礼申し上げたいところですが、お寒い中、時間も経ちますので、主催者を代表して御挨拶を兼ね、開式の挨拶と致します。
本日は本当に有難う御座いました。
平成23年12月8日
皆さん、こんにちわ!衆議院議員の稲田朋美です。
今日は念願の福岡に来ることができました。福岡は思い出しますと今回で3回目となります。
冒頭に本日は産経新聞が後援して頂いているにも拘らず大変失礼なんですが私はTPPには反対の論陣を張っております。私はTPPの問題を反対している理由が二つあります。
一つは時期と中身の問題。もう一つは現民主党政権に我が国の国益をお任せすることは絶対止めていただきたいということです。
野田総理がハワイに行かれるその週の月曜日の本会議場で私は衆議院の国会決議でAPECでのTPP参加反対署名活動をやっていました。僅か1時間余りの時間で自民党60名以上の署名を集めることができました。民主党の一部の議員でも署名されました。そして国会決議をやるということで記者会見をやりました。田中康夫先生を真ん中に自民党の私、そして社民党の阿部知子さん、そして共産党の高橋千鶴子さんです。共産党と社民党から自民党でも最も右と言われている私が同じ記者会見場で会見をするという異例のTPPの反対記者会見でありました。
衆議院の半数以上の署名を取りましたが議院運営委員会の反対で残念ながら国会決議をやることができませんでした。それで固唾を呑んで見守っておりましたが総理が金曜日(11/11)の予算審議を1日延ばして翌日APECに「TPP参加交渉に向けた関係各国との協議に入る」という意味不明な言葉を残してハワイに高飛びしたのが野田総理です。
従いまして私は金曜日は地元に帰る予定でしたが党本部に残りまして自民党の記者会見に同席しましたが残念だったのは大将の谷垣総裁がいなかった事です。本当に自民党の総裁として戦う意志があるのか私は怒り狂っているところであります。
TPPの問題は経済界賛成、農業分野反対と単純なものではなく、日本の行く末をどうやるのかの大きな問題を孕んでいるのがTPPなのですね。TPPは関税の即時撤廃を原則とする。そして10カ国というけれども最も実行力を持っているのは米国です。そして米国が入ってきてから付け加えられた分野に金融と投資があります。金融と投資は日本の主権を揺るがせない大きな分野だと思っております。今、総理は参議員の佐藤ゆかり議員から問い詰められてISDA条項をよく知らなかったというばかげた答弁をしていらっしゃいましたが、これはアメリカの投資家が日本の立法措置により損害を被ったという事があれば国際仲裁裁判所に訴えることができるようになるということです。そうしますとご承知の通り日本の色々な土地が外資によって買われています。外国人による土地取得の規制をしようとしたり、飛行場の外資規制をやったりすると逆に訴えられることがあるということです。
これらはやはりアメリカの資本主義、アメリカの強欲主義が日本の経済をぶち壊すことになると思います。このようなアメリカの強欲主義に対して日本は対峙していかねばならないと思います。
このような危険性のある中で野田総理は対応策の無いまま、ハワイに出かけていったのですね。
ハワイでは早速、野田総理がアメリカから市場開放3つの要求をされていますね。牛肉、郵政、自動車です。自動車は逆にアメリカが2.5パーセントの関税を撤廃すれば日本にとって有利だと思う人がいるかもしれませんが、違うのですね。安全規制の問題とか、エコカー等で優遇しているアメリカにとって不利な規制を解除しろと言っているのですね。日本企業の自動車が外国に売れることを規制しようとしているのですね。これに対してきちんと日本の守るべきものは守るという外交上のカードを持ってTPPに臨むべきですが果たして野田さんにその能力があるかというと期待できないですね。保守系の議員の中でもアメリカの言うことを聞いて仲良くすれば中国を牽制することになり、中国を包囲することになるのだという方がおられます。私はそのことだけについては納得できますが日本の国益に害することまでやってアメリカに妥協することは許されません。
従って、この重要な外交を民主党政権に任せておくわけには行かないと思っております。
まずここの国会会議場を見てみますと後の方に鳩山さんや管さんがのうのうといらっしゃるではありませんか。鳩山さんが何故国会にいるのですか?あれだけ沖縄で日米安全保障に逆らうことで失敗したではないですか。民主党には他にもばら撒きのマニフェストによって政権を掠め取られましたが、これはまた政権を取り返せばやり直しができますが、鳩山さんの日米安保の裏切りは簡単に日米の信頼を取り戻すことはできません。鳩山さんは普天間の移設は最低でも県外と沖縄県民に約束された。私は国会の場で玄葉外務大臣にご提言いたしました。「鳩山さんが国会に出る暇がありましたら沖縄に謝罪行脚をすべきではありませんか」「管さんが四国88箇所巡りをやるよりも沖縄で謝罪行脚をやるべきではありませんか」と。玄葉さんは「大先輩でもありますのでそこまでは言える立場ではありません」と答えられましたが本当に普天間の失敗は外交上の取り返しのつかない大きな失態だと思います。そして日米関係をガタガタにしておきながら、あの尖閣の弱腰外交は何でしょうか。
昨年の尖閣問題で国会質問をやったあと共産党の議員が訪ねて来られました。「尖閣列島は歴史的にも国際法上からも日本の領土に間違いない。」と、立派なものではありませんか。TPP参加反対の時も「TPP参加は日本の売国奴だ!」と一緒に反対しました。北方領土の問題ですね。プーチンさんは「あの北方領土は第2次世界大戦の結果であってロシアの主権下に置くことはなんの問題も無い。」そしてこの問題については議論の余地がないと言っているのですね。そういうロシア、中国、韓国の竹島問題も含めて外交をやっていかなければならないことをきちっと政府は認識しなければならないのです。
先ほどの日本会議の理事長さんの元寇の話がありましたが、元寇の歌の一節に「傲慢無礼もの /倶(とも)に天を戴かず」があります。まさしくこの元寇の歌をもう一回日本全国に流行らして貰いたいと思います。私は現在の政府に勇ましく武力を持って北方領土を取りかえせと言っているのではなくてそう言う鎌倉武士の気持ちを持って外交に当たりなさいといっているのです。私は玄葉大臣に北方領土について「ロシアに一片の正義もあるのですか?」と質問しました。何故そんな質問をしたかといいますと「日本固有の領土である」ということは今の民主党政権はみな答えます。しかし、自民党政権時代と違うところは北方領土も竹島も「不法占拠している」とは言わないのです。民主党政権になってから「不法占拠している」と言えなくなったんですね。先に戻って玄葉大臣に「ロシアに一片の正義もあるのですか?」との質問に対してはっきり言えないのですね。終戦後、日ソ不可侵条約を一方的に破って不法占拠しているのは明らかにも拘らずですね。政治家とは怒りとか溢れるような気持ちで国益を守るのだという熱い思いがないといけないですね。
そういう意味においてもTPPとか領土問題に今の政権に全く期待はしておりません。
竹島の問題ですね。私たちが先日の鬱陵島に行ったのは本当はシンプルな話です。我が党は下野してよかったのです。もう一回保守であることを取り戻しつつあります。麻生総理時代に伝統と創造の会で申し上げた3つのことがあります。一つは集団的自衛権の行使、8月15日は靖国神社を参拝してください。最後の一つは河野談話を撤回して下さい。これは麻生総理の判断でできることです。一つでも実行していただけたらあんな無残な負け方はしなくて済んだだろうと思います。結局は実行されなくて下野した訳ですね。しかし下野してよかったことは我が党はもう一度立党の精神に立ち戻ろうとしています。4月28日サンフランス平和条約が発効して日本が主権を回復した日以来毎年、伝統と創造の会では靖国神社に参拝を続けております。これは下野してからも毎年やっておりまして
九州からも木原さんは毎年参加されております。この4月28日を主権回復記念日にしましょうと訴えてきました。総裁選があるごとに言い続けてきました。与党時代は見向きもされませんでしたが下野してから総裁自らやろうと仰っています。また与党時代の総理の総裁は8月15日の靖国参拝はされませんでしたが野党になった谷垣総裁は実行されています。4月の党大会では領土を守る自民党と言うことでアピールしました。領土に関する特命委員会会長に石破さんがなり、その中で一回鬱陵島に行きましょうということになりました。何故鬱陵島かというと竹島から約90キロの韓国寄りのところにあり、そこにサムスンが立派な記念館を建てています。その中に独島(竹島)が韓国領土であるいう嘘八百を並べているわけです。その記念館の前に元々対馬は韓国領土であったという碑を建てているのです。それを特命委員会で見に行こうということになりました。新藤先生が団長になって髭の佐藤正久先生と平沢勝栄先生と私の4人で鬱陵島に行くということになって党務として百万円やるから足りない分は自腹を切れと言われて行くことになりました。出国のスタンプは押してもらいましたがご承知のとおり、入国のスタンプは押してもらっていません。入国拒否されましたので。最初は全く問題なかったのですが10月の20日頃でしょうか、韓国内のある国会議員が騒ぎ出して連日日本大使館の前で4人の写真が燃やされるという事態になりました。最終的には韓国大統領が日本の国会議員の安全を確保できないのでお帰り下さいということになったのです。それでも行きましょうということで平沢先生は行けなくなりましたが残り3人で行くことにしました。行きましたが韓国の空港で入国を拒否されました。9時間粘りました。何故かというとそこの空港の女性所長が「あなた方の安全を守ることができないから入国を許可できない。」と言われたので「入国拒否する法的根拠を示して下さい。」と言うと提示された文書には「韓国の公共の安全を害する恐れのある人物」と書いてありました。私たちに危険が及ぶのではなくて私たちが危険人物であるということです。私たちがテロリストで危険人物であるということになっているのです。それで本当の理由を教えて下さいということで粘ったのです。真の理由は「私たち国会議員が竹島を日本の領土だと主張するから」拒否したのです。「韓国領土である竹島を日本領土だと主張し、歴史を改竄するテロリスト相当の危険人物」ということです。しかし、この本当の理由を言えないので大使館を通じて要求しているのですが未だにその理由を教えてもらっていません。それが本当の理由であれば竹島に渡っている韓国の国会議員、韓国の大臣、そしてあろうことか北方領土に韓国の議員がロシアのビザを取って渡っていることに対して入国を拒否しますという発信を日本政府はすべきと思います。私は日本国政府としてやるべきだと思っております。やるかやらないかではなくて、やることができますよということを発信することが重要だと私は主張しているのです。しかしそこまでは至っておりません。すごく残念だと思っているのは、あの赤の官房長官と言われていた枝野前官房長官すら私たちの入国拒否について「日本の国会議員が正式の手続きで正式な目的をもって友好国である日本から韓国に入国しようとして拒否されたことは誠に遺憾である。」と抗議の声明を出しました。それにも拘らず、我が党の総裁は一言の抗議も一言のコメントも無かったのです。この問題について私はいったいどういうことなのかと「領土を守ると言っている自民党の総裁が我が党の国会議員が入国を拒否されているという不当な扱いを受けているにも拘わらず、コメント、抗議すらできない我が党の総裁とは一体どういうものなのかな」と疑問を未だに払拭できないでおります。ですからこれは日本が変わるためにはまず、自民党が代らなければならないと思っております。
次は野田総理の話をしてよろしいでしょうか。
野田政権が誕生しましてから大変支持率が上がっていますね。68%の支持率になりましたよね。いきなり野田総理大臣になっただけで20%以下であった支持率がいきなり68%に上がるんですよ。おかしな国だとは思いません?何にもやっていないんですよ。これは余りにも管さんが酷かったからだと私は思うんです。それと代表戦の時に「自分は鰌です。金魚にはなれません。」という庶民の心をぐっと掴むところが良かったのでしょうね。しかし野田さんの言っていることは自民党が主張していることを言っているだけです。日米関係も、官僚の関係親密にし、事務次官会議も復活しましょう、党の中にあった政調も復活しましょうと、それから消費税も上げましょうと、ほとんど自民党が言っていることと全く違わないことが何となく保守に見えて支持率が上がったのではないでしょうか。
でも私が敢えて言います。野田さんこそ、民主党政権の申し子であると思っています。野田さんこそ反自民ということでずっとやってきた政治家であり、野田さんには何の理念も信念も無いただ反自民ということだけで頑張ってきた人だと思います。そして申し訳ないけれど余り松下政経塾と言うところを信頼していないのです。政治家になるのに塾に入るなといいたいのですね。松下政経塾に何故入りたいと思ったのか、野田さんはたまたま新聞広告を見たのをお父さんが見せてくれて入ったと仰っています。何故政治家になりたいのか、何故総理大臣になりたいのかが無いとですね国益を損ねるのも甚だしいと思っているのです。私は政治家になろうと思ってもなかったし、人前で話そうとするのも苦手だったのです。でもそんな少女が何故今こんなことをやっているかといいますとやりたいことがあるから、裁判の時もそうでしたが溢れそうになる思いがあって、100人切りの法廷ではこんなことを日本人としてほっといていいのですか、涙ながらに叫びたい衝動に何回も駆られてたのです。そういう思いがあるので政治家になろうという気がなかったのですけれども、たまたま安倍先生に誘われて主人が法廷でやっていたことを達成するには政治家になることが一番近道だからといわれてなりました。そして今は更に思いを達成するために総理大臣を目指しています。しかし申し訳ないけれども松下政経塾に入る人は政治家になりたいから入っている、総理大臣になりたいからこういうことを言った方がよいということを教えているのであれば日本の国益を考える総理大臣には相応しくないのではないかと思います。その典型が野田総理ではないかと思います。9月の予算委員会で質問する機会がありました。それは野田現総理が小泉総理時代に質問したことです。「小泉靖国参拝は保守の堕落だ!靖国神社の英霊に参拝した後、あんな参拝であればやらない方がましである。」と参拝しておいて日本は侵略戦争をやって申し訳なかっとかA級戦犯は戦争犯罪人とかそんな言うことをいう位だったら靖国神社に参拝するなと、あんな参拝は保守の堕落だといって厳しく糾弾したのが野田総理なのですね。ですから私も賛同して保守の論考として一緒に掲載されたこともあります。野田さんは「A級戦犯といわれる人も戦争犯罪人ではない。内閣総理大臣の靖国参拝も国際的避難される根拠も無い。平和に対する罪、人道に対する罪も無い、A級戦犯とは極東軍事裁判当局が事後的に考えた戦争犯罪の分類であり、小泉総理が靖国神社参拝に如何なる問題があるのか厳しく質問しているのであります。」その通りの質問を野田総理に問いかけました。その回答は「自分が野党時代に出したものであり今、自分は政府の立場にあり、従来の政府の立場に従って答えざるを得ません。」との答弁です。そんな答弁であればあなたが官僚になり政府の立場を捨てたら如何でしょうかと申し述べたいと思います。政府の見解に従って答えることしかできないのであれば一体あなたが総理大臣になる意義がどこにあるのですか?ということを言ったのですけれども「あくまでも自分は政府の立場ですから政府の立場に従います。靖国神社にも参拝しません。」と言っているのですね。
東北の大震災津波被害にも拘わらず若い女性が最後まで津波避難を呼びかけ命を賭した事例を野田総理がスピーチに引用しています。それ位感性があるのでしたら何故あの大東亜戦争で命を賭した英霊に対して靖国神社に参拝することができないのですか?
また財務大臣時代に「外国人参政権についてどのようにお考えでしょうか?」とお聞きしました。すると「反対です。」と答えられました。私は思わず「立派ですね!」とお答えしました。ところが最近は「憲法上の問題がありまして党派で議論していきたい」と仰います。ある大臣は外国人の民団の応援を貰ってそのお金で当選しています。そのような手段で政権交代を成し遂げているのが今の民主党政権です。そのお返しとして皆さまの外国人の民団にお返しするために外国人参政権を成立させますといっているのが今の民主党政権ではありませんか。そう言う人たちのことを売国奴というのです。
集団的自衛権についても野田さんの財務大臣当時、質問しましたら「個人的には行使をを認めるべきだと思います。」ところが総理になってから予算委員会で同じ質問をしましたら「それは財務大臣当時は個人的な見解です。総理大臣になってからは政府の見解に従います。」です。だから野田さんは松下政経塾だなと思いました。政治家になり、そして総理大臣になることだけを目指して政経塾に入ったわけで、総理大臣になってしまったら頭が空っぽなのです。個人的な見解を持って全ての国会議員は総理大臣を目指しているわけです。にも拘わらず、総理大臣になったら個人的見解を捨てるのでしたら総理大臣になって欲しくなかったと思います。そんな訳で今の野田政権は国益のために戦う姿勢が見えませんので何が何でも解散総選挙に持ち込んでも政権を奪還することがこの国を再生する意味においても最も近道だと思っております。そのためにも谷垣総裁にも頑張ってもらいたいと思います。しかし野田総理がAPECから帰ってこられて国会で質問されてもTPPに反対なのか賛成なのか判らないですね。経団連の会長さんのTPP賛成論ですがこれで日本の国益になっていますか?一部の経団連の会社のためだけの利益ではないですか?地方に暮らす私たち庶民の利益になっているのですか?優良の中小企業が日本全国に多数ありますがその企業を生かすことが悪いことですか?私は賭博的なカジノ的な利益追求は規制すべきと思います。私が日本の経済界の責任者であれば物づくりとか工夫とかそういった人たちが豊かになれるような政策をしたいと思います。
コンピュータによって金持ちがさらに巨額の富を得るような政策はいけないと思います。立党の精神の中で最もやらなければならないことは一つは安倍さんが言及された戦後レジュームの脱却であると思います。竹島に行って思いました。韓国に行って思いました。空港から外を見ます。本当に私たちの写真が焼かれているのです。ちっぽけな領土を奪われてそれを奪い返しに行かない国はやがて全ての領土を取られる国になってしまうだろう。それが戦後にどっぷり浸かっている戦後レジューム状態ではないかと思っております。
まずは私たちの価値観を変えて行かねばならない。そして立党の精神の最後に国民動議を確立することです。日本はアメリカでも中国でもないのです。中国は欲しいものは力づくでも取りに来る、アメリカのように一部の富める人と大多数の貧しい人が居て平気でそしてずるいことをしてまでも儲ける者が勝ちというような強欲資本主義でもなくて日本は道義大国を目指すべきであります。しかし正しいことを主張するには強くなければなりません。自分の国は自分で守る自主防衛をするような国にならねばならないと思っております。本日はご清聴ありがとうございます。