李登輝元総統との質疑応答


(李登輝元総統表敬時のスピーチ後)

【質問1】日本における教育改革の方向や教育に関する御見識を伺いたい。
【李元総統の回答】
まず大切なことは、総理を公選にすべき。
若い人は自由を求めているが、甘やかし過ぎていると感じる。また、父兄会がタッチし過ぎている。そして、日教組は、物と物を議論しており、所謂「マルクス唯物論的」と言わざるを得ない。要するに、心と心を語ってはいないのである。
係る状況において、歴史を知らない日本人や学生が多いので、これをよく教えることが大切である。日本では、坂本竜馬のドラマなどを放映しているけれども、学校の先生は教えているのか疑問である。

【質問2】日本の総理になったら何をされるか?(李元総統から若者代表として指名)
【李元元総統の回答】
まず、為替率の調整である。勿論、教育も大切ではあるが、国民の生活を大切にしなければならない。私が著した『日台の「心と心の絆」-素晴らしき日本人へ-』に記した「船中八策」に書いたことを一つ一つやることが大切である。例えば、九州7県をまとめて、九州を一つにするとかである。
次に、日本銀行のあり方を変える必要がある。日本は22年間、デフレの状況である。これは、市場では解決できない。政治で解決する必要がある。
明治大学の中村雄二郎という人がおり、21冊の本を著されたと思うが、このような偉大な人もいる。岩波新書から、「哲学の現代精神」とかいう本を出版されているが、私はこれを翻訳した(注:恐らく、『哲学の現在-生きること考えること-』と思われる。1977年5月20日発売、216頁、岩波新書)。彼の哲学は、西田哲学の流れを汲んでいる。理性を扱っていた。従来の哲学は、大切なものからそれていた。大切なことは、感情を入れることである。だから、中村氏は、現実的な考えを取り入れたといえるのである。
日本精神は日本にしかない。まず一つは、日本人は口では言わないが、実行する。そして、日本のマナー、特に、大地震のときのマナーである。日本人が世界に誇れるものは、恐らくこの二つだろう。

李閣下は耳が遠いので質問者は傍で質問

【質問3】したたかなシナに対して、台湾はこれから如何に対応するのか? 今後の台湾の方向性は如何なるものか?
【李元総統の回答】
台湾は1997年、独の放送局に対して、台中は国と国の関係になったと言った。「あなたはあなた、私は私」、だから、私はこんな立場でやって行くと言えばよいと考える。
総統選挙のとき、シナはミサイルを撃ってきたが、そんなことをやれば、台湾人は中国をもっと嫌いになる。相手が弱いと見たら、シナはいじめるのである。私はそのとき、腹を括っていた。そして、日台米と話し合っていた。
また、アセアン・オープン・フォーラムというのがあり、学者や記者などが参加して、当初の3回位までは意見がかみ合わなかったが、12回くらい続いた。このような取り組みの継続も重要である。
シナは、「琉球は中華民国のもの」と思っている。この考えを破るには、中国5000年の歴史は何だったのか、新時代の台湾人とは何か、を明らかにしなければならない。結局(シナに対抗するには)、歴代の皇帝の組織を打ち破らなければならない。
更に、指導者の条件として、まず大切なことは、信仰を持ちなさいということである。皇帝という言葉には「私一人」という読み方がある。でも私には、信仰があるから寂しくない。二つ目は、権力は人民のものだから、使ったら人民に返せということである。(注:指導者が信仰を持ち、その上で信念を貫き、最終的には、権力に執着せず、人民を大切にすれば、シナに対抗できるであろうとの意味と解釈できる。)
指導者の条件としては、私の著書(注:『日台の「心と心の絆」-素晴らしき日本人へ-』)に記したように、五つあると思うがここでは略します(注:①公の心、②信仰を持つこと、③実行力、④組織を治めること、⑤適切な判断力をもつこと、pp. 207-209.)。
(注:李元総統から参加者全員に著書「心と心の絆」を進呈いただいた。)

【質問4】村山談話、河野談話についての御所見は如何?
【李元総統の回答】
忘れてならないのは、このような談話を喜ぶ人が米国にもいるということである。また、あんなことを、殊更、外国に言わなければならないことにも問題がある。
当時、F-5戦闘機を運用していたが、週に1機くらい落ちていた。しかし、この1機で中共の航空機を13機落としていた。しかし、新型の戦闘機が必要だったので、米国と交渉したが、良い返事は得られなかった。そこで、仏からミラージュ戦闘機を60機買った。その結果、米国は慌てて、F-15戦闘機を150機売り込んできたものであるが。
その時、当時の社会党代表であった土井たか子がきて、「何故、戦闘機を買うのか?」と私に質問した。私は、「何故、そんな質問をするのか?」と問い返した。国を守るために当然ではないか。代表のくせに何という質問をするのだろう? と思ったものである。
東北大震災時の救済日誌(注:災害派遣記録のことと思われる)があるけれども、今の日本の政治家は口だけだ。菅総理など、一体何なのか? 言ったら必ずやる、これが重要だ! 唯物論を唱える、こんな考え方は役に立たない。社会主義は、個人と全体の問題をどう結びつけるかを試みたが、結局、これを成功できなかったではないか。政治は人間と人間の問題であり、心と心の問題である。

(以上坂瀬氏のメモより)
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