平成21年5月27日福岡市東区筥崎宮及び博多湾において日本海海戦104周年記念大会並びに彼我戦没者海洋殉職者慰霊平和祈念式が行われました。
福岡県郷友連盟は本大会の協賛・協力団体として県本部から中野会長、山崎副会長、木原理事、福村理事及び間監事が参加し、また、飯塚支部および他の支部からも会員多数が参加しました。
記念行事は、午前10時から筥崎宮御本殿において記念祭典が筥崎宮田村宮司ほかの神官によって執り行われ、続いて記念式典が厳かに行われました。我が中野会長は本大会運営の副理事長として、明治43年東郷元帥が当会に寄せられた式辞の代読という務めを果たしました。
祝宴に続いて午後は博多港中央埠頭へ貸し切りバスで移動し、海上自衛隊護衛艦「利根」に乗艦して体験航海を兼ねて震災から復興した玄界島の沖の洋上で追悼式が海上自衛隊側の執行により行われ、日本海海戦における彼我戦没者並びに貿易・漁業等における海洋殉難者の偉功を称え、御霊への感謝と鎮魂の誠が捧げられました。
今年の洋上追悼式は、海上自衛隊艦艇の海外派遣の事情もあり2,000トン級護衛艦1隻のみで行われ、乗艦券が入手できなかった若い男性が移動バス発車寸前に「毎年必ず洋上追悼に参加してきたのに献花ができないとご先祖に申し訳ない」と乗艦券を譲ってくれる人を探し、その気持ちを汲んで譲る人が現れるという一コマもありました。
若くても真剣に英霊を顕彰し続ける人がいること、気持ちよくそれを適えさせる人がいることを目の当たりにして心温まる想いがしました。
(記述:間)