“素晴らしき哉 日本”


 昨今、資質を欠き・恥も辨えない政治家達が、心ない言動を積み重ね、この国を暗澹たる未来へと進めている中、涙が止まらない程希望を感じさせる美談がありました。
 2月17日朝、春日市内小学校の1年生男児が登校中、腹痛のため便意を催し失禁して困惑していました。
 自転車で登校中の女子高生が、それに気づき直ぐにティッシュペーパーで便の始末を始めました。更に、車で通勤中の男性(30代位)が、それに気づき車をバックさせて来て、ウェットティッシュとビニール袋を取り出して、汚物と汚れた衣服を袋に収め、身体を綺麗に拭いてくれました。一段落すると女子高生も男性も名を告げることもなく立ち去りました。
 その後、女子高生は県立春日高校の生徒であることが分かりました。男性については未だ判かりませんが、この情景を聞いたとき、明るい将来を感じさせる大きな感動を覚えました。
春日高校の「春日きらめき計画」
 表に出ていないこのような美談は、数え切れない程あると思いますが、誇りある日本の再生には、スキャンダルばかりを追うのではなく、美談を取り上げてみんなで賞讃し、美談が生まれやすい雰囲気を作り、傍若無人・秩序を乱す行為がし難い環境作りに取り組まなければならないと痛感しました。
  “日本人 万歳!” 
 『 人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり (甲陽軍艦)』

間 祐一
登校見守りボランテア.jpg

登校見守りボランテア


 間さんより紹介のあったエピソードには、素朴に心を打たれました。今の若い子供たちにも我々と共有する気持ちが残っていることに心強さを覚えます。
 そこに紹介されている優しさと、情の発露には感動を覚えます。藤原正彦さんが「国家の品格」の中で強く主張され、同じ数学者だった岡潔先生も「情緒の教育」(という題名だったと記憶しています)のなかでも、知、情、意の中でも最も根本であり重要なのは情であると指摘されています。
 戦後教育で育った我々は、情の深さはアナクロリズム時代錯誤の旧習と教えられ、それこそ全てを数理と論理で合理的に割り切り(ビシネスライクというやつですね)、自らの欲望をしゃにむに押し通すことが意志強固でありそうしないと人生での成功はおぼつかないと教えこまされてきたように思います。
 しかし、そうした思想に汚染されない心が残っていることは、日本の体質と文化的な遺伝であり歴史であるのでしょう。本当に『素晴らしき哉  日本』でありましょう。
 そして、こうした日本人のみずみずしい感性と情緒を失わないように努めねばならないと思います。そのためには、着眼大局としては憲法改正と愛国心を涵養する教育改革であり、着手小局では郷友連盟の活動の継続でしょう。
 日本のマスメディアは、政治部や国際部さえ真実の報道よりゴシップ、スキャンダルを追いかける大衆紙化してしまって知性がありません。そのためにも連盟の活動は大事です。
 間さん、清涼な話題をありがとうございました。私の子供達にも見せますし、職場での朝礼等でも紹介させて頂きます。きっと共感と感動を呼ぶと思います。
 乱文にて失礼いたしました。                

守山善継
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新春祝賀会講話


【おことわり】 一昨年九月の衆議院選挙で国民は政権交代を選び、一年半を経過しても政治・外交・安全保障・経済・教育面の混迷からの脱出の兆しも見えない状況下に新年を迎え、国家再生への活動に指針を得たく講話をお願いした次第です。折しも、昨年秋航空自衛隊入間基地航空祭において航友会会長(民間人)の挨拶が問題とされ、自衛隊行事での民間人による政権批判を排除する防衛省事務次官通達が出されている。このような情勢を気遣われ、本講話においては敢えて革命家の立場での発言という異例の取り組みをされていますので、ご理解戴きたく申し添えます。

【編集子】

産経新聞 野口総局長

産経の野口でございます。
郷友連盟さんから講演の依頼を受けました時にいささか当惑した次第でございます。
「誇りある日本の再生を理念に掲げ、活動する参加者に対して新しい年の展望についてお話いただきたい」というご依頼でございましたが「現在の日本は誇りなき日本の沈没であります。」そして新しい年の展望は結論から申しまして「今年の展望はありません。」その位悲惨極まりない状況であります。
昨年、政府のおえら方から政府を批判してはならないとのお達しがございましたので、私もいささか緊張しております。
まさか言論機関の私にまでプレッシャーがかかるとは思いたくはありませんが、皆さんに迷惑がかかることはいけないと思いますので、この20分間だけ、私は左翼の革命家に変身いたします。

 

民主党政権の素晴らしい功績について述べたいと思います。
外国人参政権、ジェンダーフリー、夫婦別姓です。この政権の目的は日本文化を極限まで薄め、日本人から誇りある歴史観を拭い去り、そして日本の文化をメタメタに切り裂く、そして行き着く先は万世一系の皇室を頂くこの素晴らしい国の国体、皇統を究極的に無くすという、これは非常に巧妙な革命思想でございます。これがまず民主党政権がやった功績だと思います。国民に支持されるかどうかは判りません。

二つ目の民主党政権の功績はシナコンプレックス、中国コンプレックス、中国に対する賛美、憧れ、こういうものを助長した点にあると思います。
冷戦時代、55年体制からこういう進歩的文化人は多うございました。しかし、それが助長しスピンがかかってきました。そこが尖閣列島の処理に如実に現れているのであります。この尖閣列島のお陰をもちまして竹島では韓国が勢いつき、北方四島ではロシア大統領まで上陸し、近々国防次官まで上陸し、着々と我が国の領土・領海・領空というものを知らず知らずの内に侵食している訳でございます。
革命家の私としましては、ここの誤った対処をした民主党政権に感謝したい気持ちで一杯でございます。

もう一つ申し上げておきたいのは、今年の目標は戦争、或いは紛争といってもよろしいと思いますが、これと正面から向き合わなければならないということであります。これは自民党時代からの問題でありますけれども日本人は安全保障に関しまして戦後60年、ずっと思考停止して参りました。つまり、起きてはならない事は起きない、起きて欲しくない事は起こらない、こういう思考停止です。しかし自衛隊をはじめ危機管理を担う方々は起きてはならない事は常々備え、起きて欲しくない事に備えている訳です。これが危機管理の要諦です。今年はこういう事に正面から向き合わなければならない。戦争、どういう形態の戦争か判りませんが冷戦時代の戦争が来るのか、或いはテロが来るのか或いはテロか交通事故か判らない事態が来るのか、今年はそういう暗澹たる時代を迎えた訳です。そしてそこに対処するのは自衛隊だけではありません。国民全員が対処しなければならない。自衛隊は一線で敵と対峙し、これを殲滅するわけでありますけれども、我々国民も自衛官を支援し、そしていざとなれば一緒になって戦う、こういう力の結集が抑止力を生むのであります。
しかし、今の態勢は何たることか。外国人を招き入れ、戦争の危険を高め、革命家の私としましては歓迎すべきところであります。

戦争と正面から向き合わなかった国はどれ位悲惨か少し話しておきます。
第二次世界大戦の時にナチスドイツはフランスを占領しようと思いました。しかし正面からは頑丈な要塞があり多くの犠牲を払うことになります。そこでドイツ軍は北のベルギー回りかスイス回りを考えた。ドイツ軍参謀としてはスイス回りが大概の主張でした。しかし、その動きを察知するとスイスは24時間で何十万という国民を動員して配備しました。ここでドイツは一回諦めます。結果どうしたか、ベルギー回りです。戦う意志のないベルギーを占領し、フランスに雪崩れ込みました。
その次、皆さんヨーロッパ地図を頭に描いてもらいたいのですが、ドイツは同盟国のイタリアに兵員物資を送るために、またスイスの占領を考えました。スイスは国中のトンネル、橋に爆薬を仕掛け、ナチスドイツが来るのであれば国中を動員して阻止しようと考えました。そして国民自ら銃を取って天然の要塞であるアルプスに立て篭もろうとする明確な意志を示しました。その結果、大きな損耗を余儀なくされるナチスドイツの占領の意志は潰えました。

ここまでは皆さんご存知かもしれませんが、意外に知られていないのはスイス空軍の活躍です。ドイツ空軍はスイス経由でスイス上空を侵入し、イタリアに兵員、物資を送ろうとしました。そしてそのとおり、数十機のドイツ空軍機を自ら約200機の犠牲を払いながらも撃墜しております。ところがスイスの偉いところは連合国にも同様の対応をやっております。イギリスもスイス上空を通ってイタリアに空爆しようとしました。こちらもスイスは警告しました。「我が国は厳正中立国であるので如何なる国の領空侵犯も許さない」とその結果、英国軍機、連合国軍機を合わせて百数十機撃墜しております。先程、スイス軍機約200機犠牲を払ったといったのは、連合国とドイツに対して戦った両方合わせての犠牲であります。厳正中立というものは厳しいものであります。国家を防衛するというのは連合国も枢軸国もありません。両方を撃墜する決意とそしてその態度表明がスイスを救ったのであります。そして落ちを申し上げましょう。スイスはこの間、大儲けをしております。スイスの戦後復興は早かった、何故かというと連合国、枢軸国両方に武器弾薬を売ったからです。これは我々平和ボケした日本人からの感覚からすると実に怪しからんことではありますが、国際上は厳正中立を認められれば違法ではありません。

このように世界は強かに動く中で我々だけが武器輸出三原則のような愚かな政策を続けている。韓国を軍国呼ばわりをしますが世界有数の武器輸出国に成り上がっています。陸軍大国トルコの正式戦車は韓国から輸入した戦車です。しかも戦車大国のドイツを打ち破って戦車を売っています。一緒に敗戦を迎えたドイツも今は世界有数の武器輸出国であります。スウェーデン、フィンランド、デンマークは皆さんご存知の中立国です。何となく美人のイメージのある国です。これらの国も世界有数の武器輸出国であります。

このように世界は厳しい情勢の中、我々は何をしているのか。事実上の鎖国であります。世界中不景気ですからコスト、研究費、生産費、技術力をお互いシェアーしている、分担していく時代であります。それなのに日本は西側の先進国との共同開発もできない状況であります。そのくせ、民間の製品はどんどん外国に売り渡している。大砲、戦車よりも民間のITのソフトとかコンピューターの部品はもっと先端兵器に使われるものです。それをタライ流しにして一方では我が国が売らなくても他国が全部売っている武器を鎖国している。その結果、高いもので9倍の武器を我が国は生産しているのです。或いは相当の値段で買っている訳です。だから日本の防衛費は世界で何番目というが冗談ではない。実質9分の1でしかないのです。逆にいって武器輸出を解除するだけで9倍も防衛費を増やせるのです。

よく冷戦終結でもう陸上兵力は要らない、海上、航空に回せばよいという人がいるが中国はどう出るかは判らない。そんな時にこのような議論を慎むべきです。陸上自衛隊を削って海上と航空に分けるのではなくて防衛全体のパイを増やすべき時に来ているのです。アジア各国の中で防衛費、国防費を増やしてない国は日本を除いて一国もありません。ロシアは脅威ではない。違います、ロシアは必ず復権します。あの国はそういう国です。北海道をから空きにしてよいという議論は間違いです。北海道も九州も手厚くしなければならないのです。一回駐屯地を減らしてしまったらそれを取り返すのに何十年もかかります。警察予備隊から苦難の自衛隊の歴史を思い返してください。どれほど今日の自衛隊になるまで時間がかかったことか、軍隊というものはそういうものです。

過去の歴史を見ますと色々偉い人がいた。今年はそういう人を学ぶ年にしたいと思います。近世、近代にも居ましたが江戸時代に目を向ければ山崎闇斎、或いは本居宣長、或いは山鹿素行、この人たちは儒学と神道を徹底的に研究し、その結果、山鹿素行に至っては中国かぶれでありました。しかし我が国の万世一系思いは馳せ、それを極めた時、革命好きで帝国が次々と代変わりする中国、或いは汚職が蔓延し、不正が行われるシナの歴史に比べ、我が国は何と素晴らしい国かというふうに目覚めたわけです。この不浄の国、大量虐殺をものともしない国、これは昔の中国だけを申し上げているわけではありません。現代に通じるものです。革命の都度に何十何百万人という中国人が命を奪われました。我が国はそういうことはありません。これは皇室をいただき、国民が革命を望んでいないからの所作です。
この最後の砦、万世一系の皇統について我々は新たな誓いでこれを守り抜くという再スタートの年にしたいという風に存じております。ご賛同をいただければ幸いです。
ご静聴ありがとうございました。

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国難に対処の誓い新たに! 新春祝賀会


一昨年の政権交代から一年半を経過し、我が国の国内政治及び外交面における混迷状態が続くなか、恒例の福岡県郷友連盟の新春祝賀会が、1月15日博多パークホテル(博多駅前)において開催された。
今年は、地方統一選挙も予定されており、国会議員、県及び市議会議員、その他友好諸団体、郷友連盟会員、一般参加者など約百名が参加した。
祝賀会においては、先ず福岡県郷友連盟中野純人会長が主催者として挨拶。郷友連盟祝賀会会場の社会運動団体としての使命を再確認した上で、普天間・尖閣諸島などの問題等現在の情勢を国難として捉え、政府与党の対応が国家体制のあり方について国民の意識を覚醒させたことを社会・国家を立て直す好機として社会運動を展開して行く決意を表明した。

会長挨拶

来賓からは、山崎拓前衆議院議員はじめ参加各団体等から四氏に挨拶を戴いた。各氏とも共通の情勢認識のもと国家体制の立て直しの必要性が強調された。護国神社 田村宮司からは、『歴史的にみて、第一回目の国難が元寇、第二回目が日露戦争、第三回目が先の大東亜戦争、今回は将に第四回目の国難であり、この国難は海外から攻められている状況ではなく、日本人自らの手で日本人を貶めている状況ではないか。ここで、元寇730年の新たな年を迎え、もう一度国民が心に防塁を作る年ではないか。
 ますらをの悲しき命ち
積み重ね積み重ねまもる
大和島根を

皆さん心を一つにして日本のため、努力しましょう。』と挨拶された。

護国神社 田村宮司挨拶

このあと今年は講演に替えて、20分間の講話を、産經新聞 野口裕之九州総局長にお願いした。
【野口裕之九州総局長講話】
続く懇親会では、福岡県郷友連盟鳥井幸子副会長による「祝吟」、懇談会食が行われ、余興として時局風刺の効いた「博多にわか」で沸き、日本人の心の故郷ともいうべき唱歌を参加者全員で合唱し、心を合わせて「誇りある日本の再生」に取り組むスタートが切られた。【文責間】

博多にわか
全員による合唱
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郷友福岡 入会案内

福岡県郷友連盟の会員構成は、以前は旧軍人が主体でしたが、平成に入ってからは幅広く「志ある国民」に呼びかけ、郷友連盟の信条活動に賛同される方々と「誇りある日本の再生」を目標とした国民運動を共に展開する為、新規会員の勧誘を行っています。

職業、年齢、性別一切問いません。祖国再生のため、小さな取り組みを始めて下さる方、お待ちしています。

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