平成21年6月26日(金)福岡県郷友連盟は、広く一般の人々に国の安全保障に関する理解を得る一助として航空自衛隊春日基地研修会を企画し、参加を呼びかけたところ、総勢52名の参加を得て晴天下航空自衛隊装備の一部を間近に見学した。
春日基地には、航空自衛隊西部航空方面隊の司令部、警戒管制部隊の司令部と移動警戒隊などが所在し、福岡空港の片隅には方面隊司令部の用務を支援する飛行部隊と離島に対する人員物資の輸送を担当する空輸部隊が所在している。
研修は、春日基地広報館において江口広報班長からわが国の防空システムの概要、わが国周辺の航空活動と対領空侵犯措置の概況、災害派遣等の実施状況などについて説明を受けた後、移動警戒隊の主要装備について移動警戒隊長等の案内によって見学した。
午後は、大型バスで福岡空港へ移動して空港敷地内に所在する西空司令部支援飛行隊のT−4型練習機、航空救難団ヘリコプター空輸隊のCH−47J型ヘリコプターと災害派遣用資機材を見学し、途中、輸送航空団の国産C−1ジェット輸送機の定期便の離発着の様子も見ることができた。
研修の間、終始自衛隊側の案内者と研修参加者との間で熱心な質疑応答が行われ、航空自衛隊の任務・特性について理解が深められた模様である。
更に、国内線、国際線の民間旅客機の離発着を普段立ち入ることのない場所から見られ、研修参加者は盛んにカメラのシャッターを切っていた。
研修終了後日、参加者から研修参加の感想とわが郷友連盟に対する貴重な提言が寄せられた。