新春座談会「外国人参政権について」


  • 日 時:平成22年1月15日
  • 場 所:福岡郷友連盟会議室
  • 参加者:中野純人,山崎嘉明,岡田敏江,間祐一
  • 司 会:日下部晃志

(司会)みなさん、明けましておめでとうございます。お手元のパンフレットをご覧下さい。(「わたしたちは外国人参政権に反対します」日本会議福岡・県南支部女性部会)結論をいいますと、このパンフレットの通りですね。この場では誰も外国人参政権に賛成する人はいないと思いますが、それに関するご意見をお願いします。

(岡田)一般の人はよく知らない。と言うか、一緒に住んでいるのだから参政権位い与えていいのではないか、特に女性の場合はそうだと思います。

(中野)ここ一週間ほどの産経新聞を見ますと参政権の話はよく解説されています。具体的な例としては対馬に韓国人がどんどん入ってきて、参政権を与えると対馬は韓国の領土と同じことになってしまいます。そしてその島は日本の主権が及び難くなる恐れがありますね。また農村にも中国人が入ってくると同様のことが起こります。

(岡田)やはり対馬はなんとかくい止めないといけませんね。土地なんかは韓国人が日本人名で買っているので不動産や役所も気付かないところがあるそうです。

(司会)私も対馬に行ってきたことがありますが、地元の人たちは観光業にかかわる話なのでこの話を大きくしないで欲しいというところがあります。本土の人がどんなに大変だと言っても観光に落とすお金はあまりない。直行便で行っても飛行機の空席が目立つのが現状です。経済の問題と一体したところがあり、現在の対馬の産業は寂れています。韓国人でもお金を落としてくれれば歓迎するところがあります。その辺のところを理解して国として領土の保全を重視するためには現地が潤うような事業も考えていく必要があると思います。

(間)私も対馬はその通りだと思いますね。今回のテーマ外国人参政権の問題については、日本に帰化して、国籍をとる道があるにも拘わらず何故一般永住者外国人まで付与しなければならないのか、全く理解できませんね。しかもその選挙で国民が選んだ政権は国益に反する大変な法案を政府提案とし、党議拘束で法制化しようとしています。残念ながら保守である野党の人たちもあまり危機感を持っているとは感じられませんね。それで、インターネットで調べたところ「永住外国人に地方参政権を付与に反対する意見書」を県議会で決議したところが九州で3つあります。長崎、佐賀、大分です。福岡県でも決議するよう働きかけてはどうでしょうか。

(中野)産経の情報では千葉、石川も出しているようですね。

(司会)地方議会の方が常識ある議員が多いと言うことですね。郷友連盟も福岡県は勿論ですが関連の地方議会を動かすことを考えた方がよいと思いますね。全国組織の郷友連盟ですので、国政に対して地方から意見を伝えていくことが必要ではないかと思います。逆にいうと今の与党は国民の意見に耳を傾けることに執着していますから、地方からの提言は無視できないと思います。

(中野)昨年の福岡郷友連盟の活動ですが、自衛隊の編成に関して隊友会と郷友連盟合同で防衛議員連盟と連携をとって一案を福岡県議会に提案してもらい、最終的に決議されました。また郷友連盟からもその提案書をメールで関連の各省庁、両議院議長、総理大臣に出しております。従って司会者の提案は有効だと思います。

(司会)参政権付与賛成論者には日韓併合時代、無理やり朝鮮から日本につれてこられたと考えている人が多いのではないかと思います。外国特別永住者がそうだと思っている人が多いと思いますが、それは全く違うと言うことを説明する必要があると思います。まず、日韓併合は当時の西洋列強国が行った植民地とは全く違い、今の会社が合併するのと同じだった。朝鮮人の大将も出たし、大学も入れた。無理やりつれてこられた被害者とは全く間違っております。

(山崎)外国人賛成組はムードで動いているような気がします。特別永住者も一般永住者も一緒くたにして考えている人が多いと思います。また保守という議員の中にも参政権を認めているものがいるということですが、このことに至っては、国政を預かっている認識がなく私利私欲で動いているとしかいいようがありません。それを正していくことが必要と思います。もう一つはマスコミが嘘を言っているところが多いのではないかと思います。平成7年に最高裁が地方参政権を認めていると報道している。そんなことはないので、インターネット等を活用して反論することが必要と思います。また選挙権を持たない人が選挙活動をしたらいけないはずですが某政党議員は平気で関連団体の支援を受けている。その見返りに国益を考えないで外国人参政権を某国の機嫌をとるために持ち出そうとしているように見えます。保守の議員にも、与党議員の中にも外国人参政権反対者はいる筈だし、その人たちが結集してくれるといいのだが……

(岡田)騒いでいる人たちは本当の日本人ではないですね。外国人勢力に組して日本弱体化を希望している人たちですね。先日の天皇陛下と某国の要人との会見でも明らかに外国の力に組する人たちがいますね。日本人の気質は国の秩序を守ろうとするところにあるはずが、手続きも無視して天皇陛下を政治に利用しようとしていることは明白ですね。

(中野)それに加え、保守党が一本化しないのは産経の解説によると95パーセントの議員が反対なのに数人の要人が何人かいて、政党として一致して反対できないところがあるようです。

(岡田)私は韓国の方に反対している訳ではありませんが、日本に帰化するからには日本の伝統をしっかり理解し、日本に同化してもらうことが何よりも大切と思います。その認識は日本の政府にもないとしか言いようがありませんね。

(中野)ともかく我々のできることは、郷友連盟の理念に基づいて日本人の真の声を聞いて欲しいと政府、議員に訴えていくことが肝心ですね。

(間)ここで、松下政経塾出身の議員が協力して頑張ってもらいたいですね。

(岡田)ここまで落ちると、米国からも見放されてしまいますね。

(司会)一度、米国にも見放された方がよいかもしれませんね。そうすれば自ずと国防の重要性も判ってくるだろうし、自衛隊ももっと強化しなければならないことが判るかもしれません。

(間)米国の話になりますが、日本と比べてしっかりしたところがありますね。米国は永住権は簡単に認めるが選挙権は渡そうとしない。兵役の義務も負わすが選挙権だけは渡さないというしっかりした考えを持っている国だと思います。

(岡田)それに比べ、日本はお粗末ですね。日教組がはびこり、国旗、国家をお粗末にする、国に対する責任はなく、個人主義を謳歌することだけしか教えないという現状は国の根本が間違っていますね。親を大事にしない、子供は親を馬鹿にしている。親を尊敬する子供は本当に少なくなってしまっていますね。

(山崎)日本は世界に誇れるものが何かと言うと天皇制と家族の繋がりだと思うのですね。科学技術がどうのと言っても米国には叶わないかもしれないが、外国人が日本を見て羨ましいなと思うのが天皇制だと思います。それから何かトラブルがあった時に略奪するものがいないと言うことは家族の繋がりがあるからと思いますね。これを両方とも壊そうとしているのが外国人参政権の問題や夫婦別姓の問題と言えるのではないかと思いますね。天皇制を無くしてしまうと元に戻すのは難しくなる。家族の繋がりにおいてもジワジワ壊してきていますね。子供手当てをあげましょう。これは親から育ててもらったものを無くそうということですね。それから夫婦別姓ですが例えば「山崎」と言う名前で家族が繋がっているから悪いことは自制する。別姓だったら悪いことを平気でやるかも判らない。この日本で最も大切な天皇制と家族の絆を両方とも壊そうとする体制は許せないですね。

(司会)どうして、家族の絆が薄くなったかを考えると、多分、今政治も何も皆、経済に引っ張られてるのですね。中国副主席を天皇に会せたのも大事な経済のパートナーだからの理由もあると思いますね。しかし家族の絆の面からいうと経済重視は物を消費する、物を粗末にすることが当り前になり、この延長線上が家族の絆を崩壊させているのではないかと思いますね。

(中野)先日聞いた話ですが、子供が親を捨てる話がありましたが最近は親が子供を捨てることが多くなっているとの事ですね。家族の絆も最たる状況になっていますね。

(岡田)それで福岡市も考えて糸島に子供の村を作ってオープンま近かになっているそうです。捨てられた子供達を収容するのだけれども、その施設が5、6件しかないので間に合わないそうです。

(中野)日本の社会の崩壊は家族からはじまっていると言えるのではないでしょうか。

(司会)自由の行き過ぎ、人権の行き過ぎがこれを招いているのではないかと思うのですね。自由を突き詰め過ぎてそれを認めるとかえって不自由になります。そこに道徳とか規律が必要となります。

(間)経済成長も同じです。池田内閣から始まったと思うのですが、皆んな裕福に成り過ぎて本当の幸せが見えなくなったと思います。神戸地震の記念日にお婆ちゃんのインタビューで、「戦時中の食べるものもなかった経験に比べると、神戸地震の被害は酷かったけれど被災後には食べるものには不自由しませんでした。」とおっしゃっていました。本当はそんな貧しい体験を今の若者にさせることができればよいのですが今は無理でしょうね。

(中野)ところで、参政権の問題に帰りましょう。長崎、佐賀、大分の例を参考に郷友連盟としても何とか行動に移しましょう。

(岡田)福岡県の郷友連盟としても、全国の組織を活用しても地方から中央に訴えていく手段でやった方がよいと思います。そこから政治を変えることができると思います。日本会議も活動しているようですから連携を取ることも必要と思います。

(中野)日本の国益を損なう法案に対する反対の世論をどう沸き起こすかということが大事ですね。

(司会)まとめに入りたいと思いますが、外国人参政権の問題は、長い間の経過を踏んで、現状がベストであるということを伝えていくべきではないかと思います。反対・賛成でエネルギーを消耗するのではなく、今までの調和を壊すことに反対という姿勢が大事かと思います。また、家族も含めて色々の人たちにその内容を知らせていく必要があるかと思います。

(中野)我々としてはこの法案に対する声を提言書の形に纏めて政府、各政党等に対して提出する方向で考えたいと思います。その状況をホームページにも掲載しましょう。

(終わり)(文責/間)

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礼法とマナー(第二回)


日本の行事

年中行事には、祭祀儀礼、通過儀礼等いろいろありますが、どれも一つ一つに細やかな願い祈りが込められています。誠実に取り組むことにより、祖先や親、周りの人に対する愛が育まれ、命の尊さ、また、大きくは人間の使命に目覚めさせる力を持っているようです。

五節句(人日、雛祭り、端午の節句、七夕、重陽の節句)
一、人日
正月七日は「人日」といい、五節句の一つである。中国では……武帝に仕えた前漢の文人、東方朔(前一五四~九三頃)の占書に一日ー鶏、二日ー狗、三日ー羊、四日ー猪、五日ー牛、六日ー馬、七日ー人、八日ー穀
七日は、人の日とあり、人を占い人を尊重する日と定められて、人勝節と言いました。人勝節では華勝を髪飾にする 風習がありました。

華…… 草木の花をあらわす。
勝……正しい者は勝るの意。色とりどりの綺麗な髪飾りを着けて年を改め、心を正す印とした。

日本では……正月初子の日に、山野に出て若菜を摘み若松を引き長寿を願う催し「子の日のお遊び」として、平安時代の年中行事であった。
古今・春上「君がため春の野に出でて若菜摘むわが衣手にゆきはふりつつ」光孝天皇
平安時代は、七種類の穀物も食す。米、粟、黍、稗、篁子、胡麻、小豆を炊き粥にした。
鎌倉時代は、新菜で芹、薺、御形、繁縷、仏の座、菘、清白の七草粥に定着する。
※ 羹、熱い吸い物にすると邪気を払うとされた。

春の七草

  • 芹【せり】(根白草)……ひとつ所に競り合って生えるのでその名がある。競り勝つ。浄血作用あり。消化を助ける働き。
  • 薺【なずな】(ぺんぺん草、オオバキンチャク)……撫で愛でる草の意。美味なので江戸時代は日常の野菜として撫で菜とも言われた。果実の形が三角形で三味線のバチに似ている上、茎を口にくわえて引っ張って弾くとペンペンと音がするのでペンペン草の異名を持つ。また実のついた全ての茎を落ちないように引き裂きシャラシャラと音を出し童子の遊びにもなった。視力、内臓の働きを良くする。
  • 御形【ごぎょう】(母子草)……茎の端に小さな頭花が球状に集まって咲くのを、子が母にまつわりつく様子に例えた。吐き気・痰・解熱に効く。
  • 繁縷【はこべら】(はこべ)……茎が長く連なりヘラのように蔓延るのでその名がある。繁栄。歯茎の腫れ・利尿作用に効く。
  • 仏の座【ほとけのざ】(田平子、カワラナケ)……地面ピッタリ付いた丸い葉が仏様の座布団のような形をし、また田に平たく葉をつけているところから田平子という。歯痛止め。
  • 菘【すずな】(鈴菜、蕪、青菜)……根が球形をしているのでカブという。カブとは、頭で頭領の例え。中国の三国時代の蜀の軍師諸葛孔明が長期にわたる戦場でカブを作らせ食料としたという故事から、諸葛菜ともいう。消化促進。
  • 清白【すずしろ】(大根、鏡草)……太く白いので鈴白。純白な心。野菜の王様で消化に良く、食あたりしない。大根役者とは、当たらない役者のことを指す。「千六本」のことを日本では大根を細長く刻んだものを指しているが、大根を中国では蘿蔔(これを唐宗音ではローポと発音)。細長く刻んだ大根=繊蘿蔔が日本では千六本と訛り千六本と書いた。千という字により「たくさんの」という意味に取り、細かく刻んでしまう人もいれば「人参を千六本に切って」などと料理教室で教える先生もいる。六本と蘿蔔(大根)の解釈間違いである。胃・神経痛に効く。
  • ※民間から始まった七草粥(初春の若菜で邪気を払う)
  • ※その季節の若菜を食すことにより無病息災を願う七草粥、正月のご馳走疲れを癒すことと、気温の低い季節、血液の流れが滞りがちになるのを予防する意味もあったと思われる。
  • ※「敷島の大和の国は言霊の助くる国そ真幸くありこそ」柿本人麻呂
    とあるように古代人は言霊の持つ強力なパワーを感覚的に身につけていたと思われる。言霊の宿る日本語の美しさは衣食住のすべてに生きています。

春の七草

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礼法とマナー(第一回)


はじめに

日本人は長い間の被服としてきものを纏ってきましたが、「着る」という行為に暑さ寒さから身体を守る「実用性」、裸ではおれない「羞恥心」、「装飾性」「異性を惹きつける」等の意味合いの他に、「装」という文字は「壮」と「衣」から成り立ち、衣服を身につけて元気になり、周囲に好感を与えるという配慮ある行為を指しています。生活の中に溶け込んだきものから生まれたことば「躾」「折り目正しい」「襟を正す」「辻褄を合わす」「慎ましい」「袖振り合うも多生の縁」など、理屈なしにきものを装うことにより精神性まで高め、立居振る舞いを美しくしていきます。日本には「道の文化」茶道、剣道、華道、柔道、香道、弓道、その他ございますが、「道」とは、自然の秩序にそむかず、人間装うという行為を「道」へと高められた提唱者「山中典士」会長の「装道」の和装礼法の中よりポイント的礼法・マナーをシリーズで紹介したいと存じます。

第1回 美しい立居振る舞い

基本的には一人では生きることのできない社会に生かされていることの恩恵を心に持って挨拶をすることが大事です。お辞儀は相手に敬愛の心を伝えるのを目的に行うものと礼法に定義づけられています。大きく分けると、洋室、戸外などで立ったままするのが立礼、日本間で座ったまま行う坐礼。さらにお辞儀をする相手によって、会釈礼、敬愛礼、尊敬礼、最敬礼等の区別があります。

お辞儀の種類
  • 立礼(りつれい):洋室、戸外などで立ったまま行う。
  • 座礼(ざれい):日本間で座って行う。
さらに、お辞儀する相手の立場や場所によって4種類に区分される。

お辞儀の種類

礼法講師:佐藤僖良子

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