記念日に思う


昭和20年8月15日・正午玉音放送 体全体から力が抜け落ちる無力感、その一方で灯火管制も空襲警報もなくなり安心して眠れるという安堵感もあった。あれから64年目の終戦記念日を迎える。
この日は正式には昭和57年4月13日の閣議で決定された「戦没者を追悼し平和を祈念する日」という。ちょうどお盆にあたることから、両者が混交して死者の魂を追憶し供養すべき日として、日本人の意識のなかに根付いている。


時あたかも北京オリンピックの最中・しかも韓国とは竹島教科書問題で揺れる今年。閣僚や国会議員の靖国参拝などを巡って、メディアがどういう姿勢で報道するか着目したい。
それにしても竹島問題での韓国の異常さにはいささか辟易する。今回は北朝鮮までもが初めて独島は朝鮮民族に帰属すべき領土であると表明した。
これら韓国政府の抗議に対する日本政府の対応は余りにもお粗末。領有権は主張するが「固有の領土とは明記しない」ということは韓国の実効支配を認めたと解釈されても仕方がない。北方領土もしかり。今や、日本に代わってロシアのオイルマネーが、国後島だけでも約10億円相当が投入され社会インフラや島の文化教育施設などの整備にあてられている。国後島住民の中には住居することで特別手当が支給され一財産できると本国(ヨーロッパ)へ帰ってゆく、いわゆる出稼ぎ住民が多かったが最近は本格的に北方領土を生涯の住居地とする島民が増え特に3世代にわたり生まれ故郷とする住民にとっては領土問題は遠い過去の話となってきている。国後島の歴史資料館には18世紀ロマノフ王朝時代からのアイヌ民族とロシアとの交流の歴史や遺品が展示整備されているが日本統治時代については何も展示されてないという。日本色を徹底的に排除しようとしている。
また、一方ビザなし渡航も今や全く形骸化し、入国(境)審査は全くの外国並み。ロシア島民の北海道への渡航に便宜を図っているだけ、しかも国境警備は逐次強化され日本の領海でありながら漁船への銃撃・拿捕をくりかえす。その上連行した船員の解放には多額の賠償金を要求、さらに拿捕した漁船は勝手にロシア島民に払い下げて平然としている。しかもその賠償金を受け取るまで船員を拘置していた場所が所謂ムネオハウス。日ロ友好親善の懸け橋として日本人の血税四億1600万円で建設したこの施設も今やロシア政府の金稼ぎの施設となっている。
洞爺湖サミットで福田総理は一言も領土問題に触れず。「相手の嫌がることは言わない」を貫いている。
国際社会とりわけ周辺諸国との連携の中での国益を追求する外交姿勢は理解できなくもない。まして糧食・エネルギーなど資源の外国依存度が高く交易で成り立つ日本としてはやむを得ないのかもしれない。しかし国益とは経済的な利益の追求だけなのだろうか。
今世界各地で繰り広げられている紛争はほとんどが経済よりも政治・宗教など民族としてのアイデンティティ確立のために命がけで戦っている。
アリューシャンで、サイパンで、また太平洋上で艦艇とともに散華した多くの将兵は何のために戦い命を捧げたのだろうか。
有史以来2千年。世界に燦然と輝く国体の精華を発揮して欧米列強を排除し東亜の安定と万邦共栄の旗手として国際社会に貢献する崇高な使命に命をかけたのではなかったか。
かつて、いかに強大な相手であろうと敢然と立ち向かい世界を震撼させた日本将兵に思い致し、世界に冠たる先進国としての誇を衿持し、決して一国平和一国繁栄に陥いることなく、冷静にかつ厳然として、中国・ロシアの国際信義に悖る行為は厳しく糾弾するとともに、北方領土或いは竹島を現状のまま放置することの是非を、当事国の利害のみならず世界の秩序、資源開発など地球的視野に立って日本の果たすべき役割を明確に示し、環境改善に貢献する日本の姿勢を披瀝する事により世界の信頼を得、国際社会に名誉ある地位を確立することこそ経済に勝る国益と考える。
手もみして恩恵にあずかる商人より高楊枝でいたい。英霊が泣いている。
星出茂秀(福岡県郷友連盟理事)
【「郷友福岡」平成20年7月号掲載】

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