2011年3月アーカイブ

福岡郷友連盟
青年部長 日下部晃志
 まずは、今回の東日本大震災により、被災された方々、そしてお亡くなりになられた方々へ心よりお見舞いとお悔やみを申しあげます。地震が起こったのは3月11日、今日の総決起大会を予定通り開催するかどうか、正直、大変悩みました。

 しかし、こちらに掲げてある「力を合わせて」というこの言葉。私の旗印です。先にいいますと、東日本で大地震が起こったからこの言葉を選んだのではありません。お配りさせていただいたリーフレットにも、選挙ポスターにもこの言葉がすり込んであります。
 ただの偶然とは思えませんでした。今こそ、「力を合わせる」ことの大切さを訴えていく必要があるのではないか、こんな時だからこそ、あえて開催する意義があるのではないか、私たちにできることを訴える機会が必要なのではないか、そう考えて開催の決心を致しました。その趣旨に賛同し、本日お集まり下さった皆さんに深く深く感謝申しあげます。本当にありがとうございます。

 さて、国難ともいえる震災です。被災された方のことを考えると本当に胸がいたみます。ちょうど六年前、福岡西方沖地震がありました。当時、松下政経塾の塾生だった私は、市内の被害状況を調査しました。福岡市は地盤が固かったおかげもあって、家屋の倒壊は免れ、高層建築物の硝子が割れる程度で済んでいました。しかし、次の日に、玄界島にわたって見た光景は今でも忘れることができません。家はひっくり帰り、崖や石垣が崩れ、学校では教科書や図書室の本が散乱していました。しかし、その光景をはるかに越える今回の被災地や避難所の映像をみるにつけ、胸が痛くなります。

 しかし、そんな中でも私たちは希望も見出すことが出来ます。
今、自衛官が十万人体制で、被災地の救援にあたっています。私の防衛大学校の同期、かっての同僚や部下たちも大勢、現地に入っています。自衛官、消防官の献身的、そして命がけの行動、何より被災した方々が苦しい中、譲り合い、助け合いながら生き抜いている姿。今日のある新聞に、陸前高田市というところで、津波のあとも、一本だけ大きな松が立っていて、これが復興のシンボルになっているという記事をみて、一つの歌を思い出しました。「ふりつもる み雪に耐へて いろかへぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ」終戦直後の昭和21年正月に昭和天皇が詠まれたみ歌です。雪が降り積もってもその色を変えない松のように、困難な状況でもいつものように正常を保って欲しい。今、被災された人たちのなかにも、私たちはその「雄々しさ」をみることができます。
その姿をみていますと、私たちがうち沈んでいる場合ではありません。私たちは私たちにできることをまずやらねばなりません。

両陛下被災者お見舞い.jpg
天皇皇后陛下被災者お見舞い

 今言いましたけれども、私は元陸上自衛官です。そんな私がなぜ政治を志すようになったかについて、まずお話しします。平成14年、PKOで東チモールに派遣されたことから、私の運命は大きく変わりました。そのとき、インドネシアという大国から独立しようとする東チモールを支援するというのが任務でした。 東チモールは決して豊かな国ではありません。失業率は80%に達し、経済は農業中心ですが、土地は痩せ、国土の大部分が山地・丘陵であり、資源も乏しい。普通に考えれば独立を果たしたところで、自立できるはずがない。しかし、幾多の困難が待ち受けることを知りながら、彼らは独立を求めたのです。

私は昭和51年生まれです。豊かな日本に生まれ育った当時の私には、なぜ、そこまでして、「独立・自立」を求めるのかが分かりませんでした。しかし、私がチモールに入って2ヶ月経った5月20日、この日が「独立の日」です。独立式典に参加して、かつて見たことがない人々の喜び溢れる姿を見ました。サッカーのワールドカップやWBCで日本代表が勝ったときも、みんな大喜びですが、それとは比べようもない感情、情熱の渦に圧倒されました。それ以来「国が独立するということはどういうことなのか」を考えるようになりました。

ここで皆さんに問いたいと思います。「日本は独立しているでしょうか」。私は、とてもそうは思えません。自衛隊にいればこそ分かったことでもありますが、現在の日本は、自分たちの生存をアメリカというよその国に委ねるようになっています。もちろん、自衛隊はあります。毎日厳しい訓練を積んでいます。でも、最後は米軍を頼るようになっている。そしてそれが「当たり前」になっている。そうなってしまったのはいつからでしょうか。日本はこれまでずっとそうだったのか?いえ、そうではありません。日本の歴史をひもといていきますと、聖徳太子以来、よその国に頼ることなく、歩んできたことがわかります。福岡市のあちこちに「元寇防塁」があります。730年前の蒙古襲来という国難にも、日本人は力を合わせて戦いました。福岡はその舞台になったところです。

 誤解のないように言っておきますと、何もアメリカが嫌いというわけではありません。私が危惧するのは、「自分で何もせずに人をアテにする心」のことです。依存心といっていいと思います。日本政府の危機管理能力の低さをみて「平和ボケ」ということがありますが、少し違います。「平和ボケ」ではなくて「依存ボケ」なのです。この依存心をなんとかしなければ、そう感じて、松下政経塾の門を叩きました。私のテーマは一貫して「独立と自立」です。国がよその国を頼るので、地方自治体や住民も国をアテにするようになってしまってはいないか。

 何とかかつてのように、自主自立、自主独立の気風を呼び起こさなければなりません。先ほども触れましたが、ここ福岡は蒙古から日本の独立を守り抜いた地でもあります。故郷・福岡から、国を頼るのではなく、国を支える「地方」のお手本を作らなければ、そのためにとても重要なのが、地方議会を変えることです。皆さまの中で、福岡市議会を議場まで行って見たことがある方はいますか?

 今、総務大臣をしている片山義博さんは元鳥取県知事だったですが、二年ほど前こんな発言をしました。
今の地方議会はひどい。まるで八百長と学芸会だ」八百長というのはあらかじめ結論が決まっている、ということです。議会で議論して決めるわけではない、ということです。私たちの知らないところで、結論が既に決まっている。こんな恐ろしいことがあるでしょうか。市民の代表が集った議会で、議論して、結論を出すのではなく、最初から私たちの知らないところで結論が決められている。「結論ありき」だから、真剣な議論など生まれません。議会で質問する方も、される方もお互い原稿の読み合いをするだけ。これが学芸会ということです。いや、学芸会でさえ、子どもたちはセリフをちゃんと覚えてますから、学芸会よりひどいといえます。
福岡市でいえば、「結論ありき」で決まっていったのが、人工島へのこども病院の移転です。私は、このままこども病院が移転してしまえば、福岡市全体の問題としておおごとになると考えております。

これまで、福岡市は「広くて快適な病院を」という理由で、こども病院の移転を押し進めてきました。でも、それは患者さん、その家族、そして福岡市の医療バランスや財政のことなど、ほぼ無視した「結論ありき」の進め方だったということがわかります。
どうして、現場で苦しみ悩んでいる人と一緒の気持ちになって考えることができなかったのでしょうか?それは、これまでの地方政治が「国」の方ばかり向いていたからです。
「自治」、自ら治めるとは名ばかりで、国の「出先機関」に成り下がっていたのです。最後は国がなんとかしてくれる。なんとかしてもらおうと上ばかり向いているから現場が見えなくなるのです。
私たちは人間であって、ヒラメやカレイではありません。でも今の政治や行政はヒラメのように上ばかりみる習慣がついています。

 だからこそ、福岡市には今、2兆5千億円もの借金が積み上がってしまいました。これ以上借金を増やすわけにはいきません。にもかかわらず、みすみす赤字が増える、こども病院の移転をやろうとしています。まさに「依存心」のなせる業です。どこかで「自治体は潰れっこない。最後は国が助けてくれる」そう思いこんでいるとしか言いようがない。だから政治家は、党利党略ばかりです。
そういう政治、そういう議会を何としても変えなければなりません。

 今は「国難」のときです。地震で沈んでいる日本を九州から元気づけなければなりません。福岡市は九州のトップランナーです。その福岡市がこんな政治を続け、沈んでしまえば日本が潰れてしまいます。
「天は自ら輔くる者を輔く」といいます。「国を支えて国を頼らず」、「自治」のお手本となる福岡市、そして市議会を必ず作ります。みなさんのお子さんやお孫さん達に「市議会を見てご覧、ああやって物事をすすめていくんだよ」と勧められる議会にします。

民主党政権になってから「仕分け」がブームになりました。行政は相変わらず「縦割り」です。でも何も変わりません。「無駄」をなくすことは大切です。しかし、民主党の事業仕分けは本当に大切なところまで、そぎ落としてしまいました。何が大切かは人それぞれです。一方的に「無駄」と決めつけられれば、それに携わった人は次の仕事をする気も失せるに違いありません。「無駄を無くす」より「無駄なく活かす」道を私たち日本人は知っているはずです。

 被災地の方々、そしてそれを助けようとする人たちの態度、振る舞いを見て下さい。極限状態でありながら、お互い、譲り合ったり助け合ったりしています。海外のメディアが、どちらの姿を賞賛しているかは言うまでもありません。日本人は分けたり割ったりするよりも、力を合わせるとき、凄い力がでることを私たちに教えてくれます。

 今、足の引っ張り合い、我の張り合いをしている場合ではありません。
みんながそれぞれ長所や持てる力を生かし合う世の中ができるかどうかが試されています。そして、私は必ずできると信じています。まずは、この福岡市から。そういう世の中を作っていこうではありませんか。

 四年前、選挙に敗れ、どん底を味わいました。人生で初めて「浪人」になりました。やりたいことがあるのにやれない悔しさ、何をしたらよいかわからない不安。しかし、多くのかたがいろんな形で声をかけてくれました。「日下部さん、あなたに手伝ってもらいたいことがある」「あなたの力を貸して欲しい」、心の底から嬉しかったです。そして、わかったことがあります。人は誰かのお役にたてること、力を尽くして人に喜んでもらうこと。これにまさる喜びはない、ということです。

 全力を尽くします。福岡市にいれば、そして来れば、自分の力を世のため、人のために役立てることが出来る。そんな機会がこの福岡には山ほどあって、みんなが動いて、そしてつながって、一体感を感じる福岡市、自立した地方の「お手本」福岡市を先頭に立って必ず作ります。どうか私、くさかべ晃志に力を下さい。。

 福岡市から「日本興し」をはじめましょう。

平成23年3月25日
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 政治家の人格的欠陥により、歴史はしばしその犠牲となる(モサド高官の言)
(西村眞悟著「中国の恫喝に屈しない国」を読み進めて)

 巨大地震の残した爪痕で最も危険が迫っているのは、福島第一原発の事故であろうと思います。現場で必死に事故の拡散を食い止めようと努力されている現場の人々の奮闘には頭が下がります。技術的に世界に誇る日本の技術が何故、いとも簡単に破られたのでしょうか。
原発事故.jpg

福島原発事故

 自然の持つ力の物凄さを改めて思い知らされると同時に、個人的には邪推の域を出ませんが、日本の組織に共通するマネージメントの問題があったのではないかと思います。それは、戦後の「空気」である「利益至上主義」のもとに経費をできるだけ少なく、経費のかかることは真剣な内容の吟味はされず、されないどころか、はなから歓迎されない雰囲気があり、最初は小さな無理、小さな現場へのしわ寄せによって得られた成功が、トップには自分の頭脳と経営手腕が勝ちとった成功と解釈され、翌年にはその無理をして勝ち得た成功を土台として対前年100数パーセントの計画が組まれる。しわ寄せはますます高まり、現場より挙げられる問題点のうち、経営トップにとってそうあってほしくない内容は無視するか、下への「改善命令」で責任転嫁され、命令や観念的な会議を経さえすれば「後は何とかなるもの」という意識のもとに物事が進んでいく、そこには科学的な分析思考や、具体的な案を伴わない、まるで御神託のような決定が告げられるという企業組織文化があったのではないでしょうか。

 それともう一つは、経営トップになればなるほど、問題解決能力が無いという現実です。指揮官というより、社会的な名声とステイタスに憂き身をやつすのが仕事だと思っている村の村長的な存在です。そこには、朝鮮戦争時、70歳の年齢をいとわず最高指揮官として現場を駆け巡ったマッカーサーのような精力絶倫な気概を感じません。ここに「お仕事の邪魔する上司の思い付き」の川柳が生まれる企業風土があるのでしょう。
マッカーサー.jpg

ダグラス・マッカーサー

 一方、東北地方を襲った巨大地震の救援活動を見る時、組織力、能力において最後の砦は自衛隊である事は明らかでしょう。おそらく、異論のある人はいないと思います。その姿を目の当たりにされた被災者の方々は、自衛隊員に手を合わせていらっしゃることでしょう。それが自然な気持ちではないでしょうか。
不明者の捜索活動.jpg

不明者の捜索活動

 しかし、我が国の政治家には、命令一下、危険を顧みず任務に赴く自衛隊を国会において「暴力装置」と呼んだ方がいました。言わずと知れた菅政権の前官房長官の仙石由人さんです。この人は、この度の自衛隊の働きを見て自らの不明を恥じ、先の発言を改めて陳謝したでしょうか。私の知る限りそれはありません。仙石由人という政治家は「誠意」のない人物であり、破壊思想の持ち主であり愛国心のかけらも無い人です。

 ローマ法王は科学的には間違っているのを承知しながらも「天動説」を認めません。それはカソリックの教義の権威を失墜させないためであり、権威の失墜によってカソリックの世界の崩壊が起こるのを知っているからでしょう。権威というのはどんな時でもぶれない事によって保たれますが、もしかすると仙石さんは、自らをローマ法王に擬したのでしょうか。そうであれば思いあがりも甚だしいと言えるでしょう。

 仙石さんは、高邁な思想の持ち主ではなく、単なる左翼思想に洗脳されたのであって仏教で言う「正見」を得ていないにすぎません。いや、「中国の恫喝に屈しない国」を読み進めて行くと、仙石さんのみならず我が国の現在の自民党をも含めた代議士や、世界にその頭脳の良さでは定評のある官僚達も、いかに「正見」が出来ないか良く分かります。

 近代日本最大の仏教学者、鈴木大拙師は「初めに山が山に、川が川に見えていたのが、修行を進めるうちに山が山ではなく、川が川ではなくなった。更に修行を進めて行くと再び山が山に、川が川に見えるようになった」といった意味の事を述べてあります。つまりは、「知」によって曇っていた目が修行により「正見」の域に達したという事ではないでしょうか。西村さんの前掲の本には、日本の政治家に「正見」が無いために定見を持てないことが、元CIA東アジア部長アーサー・ブラウン氏との対談に出てきます。

 そこに出てくるのは加藤紘一、元自民党幹事長が実名を挙げられ拉致被害者が帰国した時「国家と国家の問題だから帰した方が良かった。帰さなかったからそれが今、日朝の問題を解決できない理由だ」とのべたと書かれています。この事実から見ると、加藤紘一さんは、拉致を国の主権が侵された屈辱とは考えず、商取引の貸借関係や収支決済と同じ感覚で捉えていたのではないでしょうか。彼には絶対に譲れない事、譲歩できない事の基準が無かったのです。つまりは加藤さんには事の軽重の理が全く分からない政治家としての欠陥を見ます。それはまた国民に対する愛情よりも他国に対する友好の心情を優先する人格的な欠陥でもあります。

 余談ながら、福岡県出身で加藤氏の盟友であった某元代議士も「類は友を呼ぶ」の諺通り親北朝鮮になって怪しげな動きをした人であり、国民を欺き、「俊馬も老いては駄馬」を実感させる人でした。

 我々国民から仙石さん、加藤さんの言動を見ると、二人に共通するものは政治家としての物の考え方に「原則」が無い事です。その原則とは「かけがえのない母国は日本」であり「日本の主権を守り、その権威を貶める真似は絶対に出来ない」という哲学です。
 誤解を恐れずに言えば、外からの理不尽な干渉や侵害は断固として排除すると言った攻撃精神が無いのです。つまりは彼らにとっての日本は「誇れる我が国」では無いのでしょう。「国の主権を守ることは、何にもまして優先する」のが世界の常識であり、説明を要しない通念であるのですが彼らにはそれが欠落しているとしか思えません。

 「日本の政治家は幸せである。当選すれば無条件に"先生"とあがめ奉られ、"私には難しい事は解らないから"と謙虚で遠慮深い選挙民からの突き上げはなく、それどころか地元に帰れば名士として下にも置かない扱いを受け、ヨーロッパから輸入制度の民主主義は本家に比べてまだ歴史が浅く、ジャーナリズムには本質を突く鋭い批判能力はなく、おかげで任期中は国の将来より自分の立場と保身に没頭し、その国益を研究し経綸を涵養するよりも政局と人間関係に身をやつしていれば、何時かは大臣という位階をも極めるのも夢ではないとは何と恵まれた人々か」と、常に、ジャーナリズムの鋭い追及と、選挙民の監視を受けている世界の政治家はいう事でしょう。

 そんな軽薄な輩が当選し、西村眞悟さんのような国士とも言える人が当選しないのか「みんな儚い水の泡」といった無常感が漂います。それは移り気な有権者が、サーカスの芸人みたいな政治家を選ぶからでしょうか。ならば、目覚めた有権者がせめて3割は欲しいところです。しかし、マスコミやジャーナリズムは木鐸の役目を果たさず真理を追究するより感情をあおる方向に走りがちです。そのような風潮の中にあって西村さんの論文には重厚な趣を感じます。

 まず、第一に感じるのは、西村さんの文には論調、語調の強さがあり、確信的な表現が多く、これが日本人の情操に合わないのではないでしょうか。読む方には強烈な気魄が圧迫感に感じられるのでしょう。しかし、西村さんの主張は、その論旨が明確に理解できます。おそらく論理学には相当長けておられ、その手法で文章が綴られているように思います。

 その論理学を土台とした論説は極めて解り易く、一例を取れば小沢一郎さんが一時期盛んに述べられていた「国連中心主義」を批判した論文の構成に見てとれます。

◎国家とは主権を保持するから国家である。

◎その主権は国防によって確保される。

◎したがって国防と主権は不可分である。
と原則を明記し。次にこう続けられ

◎国連中心主義とは国防を国連に委ね、主権を国連に移譲する事である。

◎ゆえに、国連中心主義とは主権と国防の放棄と同義である。

と言い当て、国連とは、日本人が描く正義の機関ではなく、旧連合国そのものだとの解釈の後、国連中心主義で日本を運営する時以下のような事が起こると一例あげられたのが、

①日本は国連で拒否権を発動したことは何もできない。

②拒否権の発動は中国が持っているのだから、日本は中国が同意した事だけが出来る。

③中国の拒否権は日本の為でなく、中国の利益の為に中国が決める。

④だから日本は中国の属国となる。

⑤ならば小沢さんの国連専用の軍隊を作って指揮を委ねると言う事は、中国の傭兵にな
ると言う事である。

⑥もし、我が国が我が国の領土と領海を守ろうとする、我が国の国家意思は

⑦中国に指揮された我が国の青年からなる国連軍に阻止される。

⑧つまり国連中心主義とは我が国を中国に売り渡す陰謀である。

と結んでいます。

 これほど理路整然と解説されたのは西村さんが初めてではないでしょうか。勿論小沢さんは、誤解、悪意のある解釈と反論するでしょうが(ただし、今まで反論されていない)、論理としては筋が通り可能性はゼロではありません。ゼロ以下コンマ数ケタの可能性であっても起こりうることは、今回の福島第一原発やスペースシャトルの事故が物語っています。

 そのほか、地方分権の強化による地域連合構想と外国人への地方参政権付与といった民主党が公約としている事項は結びついており、そこには外国人の意志や利益が反映され極めて憂慮されるどころか亡国であると訴えられています。民主党では既に、党内選挙では外国人に投票権があり、管さんはその外国人の投票によって選ばれた党首であって総理大臣が外国人によって選ばれたのと同じであると書いてあります。

 このように、民主党が行ってきた所業(習 近平の天皇陛下への謁見、子供手当の持つ意味等々)や、その歴史解釈、思想に平成の国難が迫っていると訴えられています。我々が印象的、感覚的にしか捉えていない社会の流れに潜む危機を教えられて様な気がします。

「誇りある日本の再生」の為には、ドイツにタイガー精神、イギリスにジョンブル魂があるように日本人が大和魂を取り戻さないと日本の未来はないでしょう。戦後は旧軍部の悪弊として全てを否定された精神主義の代名詞「大和魂」なくしては、その合理的精神や科学的思考も活かされないのではないでしょうか。そしてその大和魂の源は「欠点も至らぬところも多いにある。しかし私にはかけがえのない母国であり、私はここで生まれ育った日本人である。」という素直な愛国心であり、「正見」ではないでしょうか。

平成23年3月29日
福岡郷友連盟会員
守山善継

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 天皇陛下は16日、東日本大震災の被災者や国民に向けたお言葉を発表されました。 陛下のお気持ちを述べられるのは初めてで我々国民はこのお言葉を真摯にいただいて国民一丸となって人命救助、被害復旧に当たらねばならないと思います。
 お言葉の全文を謹んで掲載いたします。

天皇陛下お言葉.jpg【天皇陛下のお言葉】
 この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。

 現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。


 自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。

 今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者とともにあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。

 海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。

 被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。

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日本列島が揺れ、戦後の日本人が問われている!

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 われわれ日本人が一番畏れ、あって欲しくない事態が身近に起きてしまった。 
 東日本の広域にわたって被災された人々に心からお見舞いを申し上げます。 時間とともに犠牲者の数が増えることに胸が締め付けられる想いをどうすることもできません。
 被災者の皆さんの気持ちを思うと、一刻も早く、一人でも多くの人が救助されることを願ってやみません。
冠水した道路で.jpg

冠水した道路からの救出

 3月11日は九州新幹線開通の前日であり、JR九州の歴史的記念日を祝う準備も大詰め。中2の孫から「ブルーインパルスが来るよ。今日は明日と同じ時間12時45分から7分間の予行があるよ。」と電話で知らされ、「何を馬鹿な、博多駅は過密な運用をしている福岡空港から至近距離にあり、しかも市街地の中心部で何故ブルーインパルスかよ」と思って、近くの白水大池(福岡県春日市)の堤防に上がって見たところ、5機編隊での通過飛行だけのようでしたが、良く許可が取れたなと思いました。

 その後、参議院予算委員会の中継を、いよいよ現政権の断末魔か、と思いながら見ていたところ、地震予知放送が入り、数分後に宮城県北部で震度7の激震が伝えられました。咄嗟に震源は海中だと感じ、場所はリアス式海岸の正面であれば、とんでもないことになるぞと、鳥肌が立ちました。
 同時に、これだけ広範囲にわたる地震では、関東沖、東海沖などの大地震が何年も前から懸念されていましたので、それらのプレートが刺激されて更に被害範囲が広がる畏れがあります。

 ここ福岡も例外ではありません。玄界沖地震を経験したばかりです。次は警固断層という懸念があります。博多湾は津波に襲われると室見川、那珂川、御笠川などを遡ってきますから、先ず太宰府までは冠水を免れないでしょう。今、東日本の状況をよく見ておいて、防災の備えをしておかれることをお勧めします。

 このように偉そうなことを言って、僭越ですが、私は昭和58年5月26日の日本海中部地震の際、北海道の奥尻島で地震と津波の恐ろしさを体験しました。
 余震は、2~3週間は続きます。これで終わりではありません。1ヶ月~1ヶ月半後に本震と同程度の大揺れがドカンと来て落ち着く場合が多いようです。私は丁度1ヶ月後にその余震も体験しました。
 
 今回の地震発生後の対応ですが、
3月11日14時46分 宮城県北部で震度7(M9.0)の地震発生
 15時00分 宮城県村井嘉浩知事が陸上自衛隊に災害派遣を要請
 15時14分 政府が緊急災害対策本部を設置
 15時20分 航空自衛隊百里基地、小松基地から救難偵察機が発進
 15時25分 海上自衛隊横須賀基地から全艦艇を宮城県沖に派遣
     

 その他の省庁・関係機関等も速やかに対策本部を開設し、行動を起こしています。 阪神淡路大震災の時は、時の県知事は災害派遣の要請を躊躇したように聞いていましたが、今回は陸自出身の宮城県知事が速やかに災害派遣要請をしたために適時適切な初動救助活動がとれているものと評価できるのではないでしょうか。
 
 また、前述の九州新幹線開通記念行事の全てを11日のうちに中止決定されました。JR九州にとっては歴史的記念となるものであったにも拘わらず下された英断に、当然のことだと言われるでしょうが、感動を覚えました。更に、プロ野球のオープン戦、名古屋国際女子マラソン、日本女子プロゴルフ協会のツアーなども中止の処置が執られていますが、日本高野連は春の選抜高校野球大会を予定どおり開催する方針決定を行っています。あの広い被災地からの代表と他の地方からの代表校の健児の心情に、どれ程の配慮をしての決定なのでしょうか。教育界がこれでは・・と疑問を感じます。しかしながら、このような教育を受けてきた若者の中に素晴らしい日本人が多く育っていることも事実です。こういう若者を私たちは大事に見守り支えてやらねばなりませんね。
 
 世界も、今までの日本の海外災害派遣隊の立派な活動が共感を呼び、50カ国以上からの救助派遣が得られてます。 人の善意は、最終的な場面で素晴らしい力になるものだと・・間違いないですね。
 
 ここ10年位の間、地球上で起こる大災害は全てと言っても良い程、想定を超えています。この度も然り、人類の横暴に対する神の怒りといっても良いかと。

 この度は、純良な、地道に努力して生きている人々に極大級の厳しい試練が与えられたと受け止められますが、崩壊寸前の政権が、相変わらずパフォーマンスを誇示して、原発のトラブルの状況の公開を渋り、思いつき・無定見な、自衛隊5万人体制だとか、10万人体制だとかの指示を出しています。彼ら政治屋さんにとって、この史上最大の不幸が救いになるのではないかと心配するのは不謹慎なのでしょうね。
原発災害救助.jpg

原発災害救助
 
 とにかく、日本にとっては今回の大災害の対応は迅速適確な判断と行動が求められます。
 政府、国会では与野党の政争を一時中断し、至らないところは素直に認めて能力のある政治家を中心に一致協力し、一丸となってこの国難に当たってもらいたいと思います。
 自衛隊は一刻も速く救援を待っている被災者を救ってもらいたいと願うところでです。

 精強な自衛官の皆さん、どうかこの救助を求めている国民を一人でも多く救って下さい。
 国民皆んなが自衛官の雄姿を見守っております。

 我々も、この活躍している自衛官、警察官、消防官、その他救助隊員、ボランテアの皆さんの応援をします!

郷友福岡編集長 間 祐一

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米国務省のメア日本部長の更迭事件

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「話題如湧」の日本、されど「智謀如湧」?「希望如湧」?
丹田入力

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"素晴らしき哉 日本"続編

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 ここ2週間ほどの中近東、北アフリカの騒乱の報道に接していると、国の安全保障というものは外敵からの侵略を撃退するという要素と同時に、国内の治安、民心の安寧というものがいかに大事か痛切に思い知らされます。その点日本は、いろいろの批判や欠点もありながら2000年以上に亘って治安と国内の安定には成功してきました。それは、いつの時代を取っても、天皇という権威と日本語という日本の文化伝統を伝える手段が存在していることから証明できます。

 しかし、近年その日本にも内部からの崩壊の萌芽が有ることも否めません。最近の犯罪を見ていると、昔と少し傾向が違ってきている側面があるように思われます。
 おれおれ詐欺、高齢者を狙った詐欺、身内の年金をもらい続けるために死亡届を出さない、あるいは肉親の遺体を山野に放棄する等、「道徳心の喪失」が原因と思われる事件が多すぎます。そして、より深刻なのはその瑞々しい感性と、包み込む母性で「社会の潤滑油」(アメリカ人の表現ですが)であるはずの女性が加害者であるという事例が増えていることです。

 生活水準や性質は違え、民心がすさんでいることは中近東や北アフリカと変わりが有りません。

一体、市場原理主義、成果主義と竹中平蔵さんが主導した経済イデオロギーも「道徳心をちょっと下げたら儲けは増える」と言った昔からの原理を証明しているだけです。評論家の日下公人さんがその著書「道徳の土壌無くして経済という花は咲かず」で主張されたことが、リーマンショックの張本人アメリカでも肯定され始めていることが最近のニュースを見ていると分かります。

 リビアのカダフィーさんはじめかの地の指導者たちは、その地での文化が創りあげた道徳心が有りませんでした。日本的な表現をすると武士道で言う『惻隠の情』がなかったのです。しかし、「惻隠の情」や慎み深さが我が国から消滅しつつあることは事実でして、ソ連のスパイではないかなどとその批評は様々な故瀬島龍三さんが土光臨調の対談で述べられているように「恵まれない人、不遇な人を見たら可哀想だなという心が自然にわいてくる心を養う教育が絶対必要だ」という趣旨を述べられていましたが、その正論に対し今のテレビでの学習塾のコマーシャルや子供達の話題を取り上げた報道内容を見ると、人より一頭地を抜いた能力でないといけない、そうでないと価値が無いような印象であり価値観は一つあるような印象です。人々に注目されない人間は駄目だと言わんばかりで、こうした風潮に刷り込みがされた人間が鼻もちならなくなるのは理の当然でしょう。「自分に優しく、他人に厳しく」「他人の苦しみなら百年でも我慢する」人間が増え「隣に蔵建ちゃ、わしゃ腹が立つ」と言った嫉妬心は助長されるだけです。

 「親が戦前教育を受けている子供はまだ救いようがあるが、親も戦後教育で育ったその子供は手がつけられない」という老教師の言葉はむべなるかなという思いです。
このような時世だからこそ間さんの提供された「素晴らしき哉、日本」が光彩を放つのではないでしょうか。

守山善継

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