2月18日(土)朝早くから福岡県郷友連盟有志で宗像大社に参拝し、今上天皇陛下の手術の成功と一日も早いご回復を祈願して参りました。
福岡は朝から雪降る天気でしたが午前9時半頃、宗像大社に到着、祈願の手続きをやり、儀式殿で神官による今上天皇陛下の手術の成功とご回復を祈願していただきました。
その後、空も晴れて来ましたので、小1時間をかけて宗像大社で一番神聖な場所、「高宮」それから宗像3女神の第2宮(中津宮の御分霊)と第3宮(沖津宮の御分霊)でそれぞれ祈願のため、お参りを個人的にやりました。 本殿に戻るとちょうど11時から宮司以下、7名の神官による”天皇陛下御病気平癒祈願祭”が厳粛に執り行われましたので、参列して祈願させて頂きました。
私達は、儀式殿で個人的に祈願する際に天皇陛下御病気平癒祈願祭の11時からの予定をお聞きし、参列することができましたが、一般には知らされていなかったようでした。境内にも何ら看板もありませんので、一般の参拝者が結構おられましたが、遠巻きにご覧になっていました。
多くの県民が参加されて天皇陛下御病気平癒祈願して頂きたいと思いましたが、急遽の神事であるため、公開する暇がなかったようです。参列者は私達2名とその他の神職、巫女さんが10名ほどのみの列席でした。
しかし、3女神と、そのお母さんであられる天照大神には天孫の今上天皇のご病気平癒祈願は届いたものと思います。
天皇陛下御病気平癒祈願祭終了後、神宝館で沖ノ島で発掘された国宝陳列を鑑賞して昼過ぎにまた雪が降り始めた宗像大社をあとにしました。
午後、4時頃のニュースで、天皇陛下の手術が無事済んだと聞いて安心いたしました。
今上天皇陛下におかれましては、これからの経過が順調でかつ元のお元気な姿で国民の前に復帰されることを心から祈念いたします。
今回の祈願は間常任理事の発意で、当会の賛助会員の歴史ナビゲーターの井上政典氏の推奨神社により、天皇陛下御病気平癒を願って実施しました。
この記事へのコメント
稲葉さん、間さんたいへん立派な行ないをされたと思います。良識ある国民は、お二人と同じく、尊崇の想いとともに素朴に、純真な思いで天皇陛下のご回復を願っていると信じます。私もその一人です。
理屈ではなく、心を持ってやられたお二人の行為にに敬意を表します。
平成24年2月19日
守山さん、心強いコメントありがとうございます。
これからの日本の将来の安寧のためにも、今生天皇陛下のご快復を祈念いたします。
守山さんから、貴重な所感をいただきましたので以下に掲載いたします。
(以下、守山氏の所感)
地球温暖化は本当かと思わせるような、立春過ぎての冬景色となりました。昨日は、天皇陛下が手術を無事終えられ、良識ある国民は安堵した事と思います。
皇室への尊崇の念と、日本文化への関心、親しみというのは年齢を加えるにつけ、或いは海外生活を経験した人(ただし幼少の頃からの海外生活者は例外)には、いやがうえにも湧くものと思います。
稲葉さん、間さんが宗像大社へ御祈願に行かれたのは、大変立派な行為だと思います。ご苦労様でした。お気持ちは、日本の神々にきっと届く事でしょう。
戦後の人々は、その教育のため私も若い頃は例外に漏れず、皇室には古色蒼然とした印象を持っていました。おそらく今の若者も、大半がそうでしょう。
しかし面白い事に、日本の皇室が120数代に亘って、その血統が連綿と繋がっているという事実は、ヨーロッパ人には日本の近代化、産業技術水準、以上に驚きの対象であるみたいで、ブラジルにいる時、リオ・グランデ・ド・スール州というドイツ系やオランダ系が多い州に旅した時、親日的な人や、日本に興味のある若者は例外なく「インペリアル・ヒロヒト」を尋ね、、先祖は2600年以上神話の代までさかのぼると言っても、にわかには信用せず、日系2世が詳しく説明して初めて驚愕していました。
また、日本でも、デイドリアン・ヒルという日本婦人を妻に持つイギリス人(この人はアメリカ人、オーストラリア人を田舎者扱いにするのですが)とマクドナルドで食事していた時、「アメリカの食いものは単純」という話から、
「日本の歴史は何年だ」というので「2670年位」と答えたら、手を止めて「イギリスより長いのか」と言い、「王朝はいくつあった」と聞くので「ひとつ」というと絶句してしまった事があります。「2670年ズーッとか」というので「当り前、神話まで続いている」といった時の反応は、外人特有の大きな表情で驚いていました。奥さんから聞いた事がないと言って相当ショックだったようです。
井上さんが指摘されるように、日本人の価値観が大きな変化をしなかったのも万世一系の皇室の存在が大きかったのだと理解が行きます。
日本のどの時代にも存在するのは日本語と天皇だといったのは本居宣長でしたか。
政治的にも、皇室をどうするかはアメリカの終戦処理でも相当議論が有り、皇室廃棄論が相当有力にもかかわらず、皇室が存続しているのは、理性を超えて天佑神助と思ってもいいと思います。ヨーロッパの王朝興亡の歴史からは信じられない奇跡と言ってもいいでしょう。
そして奇跡を起こすのは神の領域でしょうから。
政治的信条を超えて、「祖国よ永遠に栄えあれ」と願うのはどこの国の国民も同じ
でしょう。
平成24年2月19日
守山善継