福岡県偕行会会長の祭詞


 

平成26年陸軍墓地慰霊祭にあたり本墓地の改修保存に当たる会を代表して謹んで慰霊の辞を申し述べます。

当地には明治27年8月の日清戦役での戦病者を祀る為の陸軍墓地として定められ、ついで日露戦役・第一次世界大戦時における青島戦・西比利亜戦役・満州・上海事件・支那事変での戦病者の墓がそれぞれ別々に建てられていたのを、昭和10年に当時福岡城内にあった歩兵第24連隊の第19連隊長上村大佐が最上段の現在地にそれぞれをまとめて大きな石碑とする事とし、市民の協力のもと現在の形となったものである。大東亜戦争の戦没者碑だけは、墓ではなく碑となって戦後建立された。場内には他にドイツ兵2名の墓・ガ島関係・ビルマ雲南方面関係の碑もあります。

戦前は陸軍が管理していたが、終戦後は戦後の風潮として一時顧みられない時期であった。

平成17年3月20日午前10時53分福岡県西方沖地震が発生し、当墓地にも被害が発生した。そこで毎年慰霊祭を主に担当してきた福岡県郷友連盟が修復を計り、諸官庁に依頼したが反応が無く、止むを得ず修復改良委員会が結成され、広く福岡市民に浄財を求め、先ずは危険な石碑のズレ復旧を行った。この段階を一くぎりとして、以降は福岡県偕行会が中心となった委員会で、本命である各墓内の点検と修復に全力を傾注し、暑い日も寒い日も一丸となって各墓内の点検と修復に全力を傾注し、暑い日も寒い日も一丸となって各墓の一柱一柱を修復申し上げたのであります。

その結果それまで公称八千六百柱と言われていた英霊は実に一万六千百六十四柱をも存する事が判明し、平成二十年十二月六日折からの吹雪のさなか修復落成式を行い、改めて全英霊に感謝しつつ落成を申し上げた次第でありす。

国の命令によって戦い、そして亡くなった方々に対しては、国は誠意をもって対応すべきと考えますが、まだまだ不十分であります。

現在の日本の目の前には北には北方四島を返さないロシヤ、核脅威感邦人拉致の北朝鮮、我が領土である竹島を占領の韓国、西と南では軍備拡大を誇り尖閣・沖縄を狙う支那等々難問が山積みであります。

この時に当たり本日は改めて私共は英霊の皆様に心から感謝しつつ慰霊を申し上げる次第であります。

平成二十六年十月十九日
福岡県偕行会
福岡陸軍墓地改良保存委員会
会長   菅原 道之
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