「柴五郎」偉人伝講演


 5/23(水)18時からLF会主催の講演会に吉田会長、橋田副会長、佐藤女性副部長と筆者が参加してきました。
 福岡市の新天町倶楽部で、講師として公益法人偕行社 近現代史研究会委員長 中山隆志氏(元防衛大学校教授)をお呼びして、テーマは、義和団事件で日英同盟のきっかけを作った柴五郎中佐(大将)です。
講演中の中山氏.jpg

講演中の中山講師(右)と井口先生(左)


(以下、主催者、若尾光一氏の報告です。)
 この話は、井口先生(LF講師・九大医学部名誉教授)から、『江戸の教育は素晴らしい。武士道を体得した若者達が、明治以降の日本を救った。義和団事件のとき12カ国の公使館を守り抜いた柴五郎中佐、日本兵そして日本婦人達が、その人達だ』と言う話が、きっかけでした。
 しかし、柴五郎を知る人はほとんどいません。それで、メンバーの永嶋さんと福岡県郷友連盟(自衛隊OB)を尋ね、偕行社の中山様を紹介して頂き開催する事が出来ました。
 講演は、まず*義和団事件当時の列国公使館北京籠城の配置(日本軍が守った位置など)や、籠城終了時の日本将兵と義勇隊員の写真の説明から入ります。
芝五郎中佐・日本軍将兵と義勇隊員.jpg 約500m×600mの居留地に、何と4万の義和団及び清兵が襲いかかり、それに対し兵を持つ8カ国の公使館の兵は合計で僅か420名。日本は巡洋艦愛宕の陸戦隊と柴五郎を入れて25名です。
 それで義勇兵を民から募りますが、日本はあわせても41名。それでも義勇兵の数ではもっとも多かったと言われています。そして、後にイタリア兵を指揮下に入れて、一区画を守り抜きます。
列国公使館北京籠城之図.jpg

太枠は日本軍が守り抜いた範囲


 話は、柴五郎の生い立ちに戻ります。会津戦争に敗れ賊軍となり、7才の五郎の祖母、母、兄嫁、姉、妹は全て自害。その後60万石の会津藩は津軽の3万石(実際は7千石)に配置転換。ここで、布団すらない-15℃の極寒の冬を経験します。
 この様な中、14歳になった五郎に地租改正の為調査に来た大蔵省役人との出会いがあり、陸軍幼年生徒隊を薦められます。合格しますが、授業は全てフランス語。末席が定位置となりますが、ある日先生からほめられた事がきっかけとなり、成績上昇。
 この様な話で、あっと云う間の1時間半が過ぎてしまいます。そして質疑に入りました。すると堤さんから、『歴史をちゃんと伝えて欲しい』と要望が出ます。何の事か聞いてみると、『当時の欧米列国がやった植民地政策や、今の韓国・中国の歴史捏造をちゃんと伝えないと、私達日本人は、間違った歴史を認識してしまう』と云う意見でした。これに対し、郷友連盟の吉田会長から明治維新以降の歴史認識について解説がありました。
 話が柴五郎から少しずれたので、井口先生に話を振りました。井口先生曰く『歴史は歴史で良い。しかし自分は中山先生の話を生物学から見たい。津軽の極寒の生活でも、武士道と云う基本を叩きもまれていたから、くじけなかった。また、列国八カ国の兵士を自由に動かせたのも、4ヶ国語も話せたからで、それは素読をしていたからだ・・・』
 井口先生の目は迫力をおび、10分近く立ったままで生物学的立場から、柴五郎の行動と、それが何故出来たのか解説をします。これは目から鱗でした。参加者全員納得。
この様にして、あっという間に21時になってしまいました。
 私は思いました。歴史は、各人それぞれの思いがあるのでまとめるのが大変だと・・・。 しかし、今回は堤さんのつっこみで、いろんな意見が沸騰し始め、結果井口先生の冷静な解説で、『何故、柴五郎なのか。道徳が廻りまわって、日本を救った』の解説に、本当に納得がいきました。
 本当に盛り上がったLF会でした。(引用終わり)
*義和団事件:細部は下記ウィキペデアを参照して下さい。
義和団の乱

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この記事へのコメント

  1. 荒木 紀夫 より:

    柴五郎大将の前半生については、次の本に詳しく書かれています。
    『ある明治人の記録-柴五郎大将の遺書』(石光真人編)、中公新書
    また、この本の編者「石光真人」のお父上の数奇な軍人人生についても興味深いものがあります。
    『石光真清の手記 1~4.』 石光真人編 中公文庫
    いずれの本も最近になって知ったのですが、私は空なので知らなかったと思い、陸の皆さん聞いたところ、知る人は少なく、陸、海、空の仲間に紹介して喜ばれています。

  2. 管理人 より:

    荒木さん、ご紹介ありがとうございます。
    近代史の偉人伝を多くの国民に知っていただきたいと思っております。

  3. 守山善継 より:

    荒木様のコメントを拝見いたしました。是非、読んでみなくてはいけないと思います。
     柴五郎大将は、「守城の人」で読書家には名を知られていますが、詳しい生涯については私と同様に現代の人は知らないと思います。ましてや石光真清さんは児島襄さんの大書「日露戦争」に描かれているのみですから、まず知られていないでしょう。しかし、脚光を浴びない歴史の表舞台に出ない人達が、数知れずいて、名声、名誉を求めない最後は石光真清さんのように清貧のうちに無くなった人々によって国の独立が守られたということは「崇高な価値」であることを我々は、子や孫そして後輩に伝える義務があります。それを知ったら、心ある若者の心に必ずや灯をともすでしょう。荒木さん、ありがとうございます。「花のみを祭らむ人に、山里の雪間の草の春を見せばや」の心で日本を愛しましょう。

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