講義テーマ:中国の軍事力
■講師:元陸上自衛隊西部方面総監・退役陸将 用田和仁(もちだ かずひと)先生
■開講日時:令和元(2019)年 9月7日(土)13~15時(開場12時30分)
■受講料:2千円
■会場:西南コミュニティセンター(福岡市早良区西新6丁目西南学院大学東キャンパス内)
■共催:福岡県郷友連盟・九州歴史観光戦略研究所
2019年の中国の軍事予算は前年比7.5%増の19兆8千億円、その額は米国の約80兆円に次いで世界第2位の規模。我国19年度予算5.2兆円の3.8倍。その豊富な軍事費を使って中国は、建国100年の2049年までにハワイ以西の太平洋の覇権を握るという野望達成の為に必要な海軍力の強化、米国本土を狙う核弾道ミサイルの増強などを進めている。その野望達成に大きな障害となるのは、我国であり台湾だ。東アジアの地図を中国本土からの視点で見れば、日本列島と南西諸島そして台湾が、中国の太平洋への進路を阻む大きな障壁であることが見て取れる。中国はこの壁を破壊すべく約100基の中距離核弾道ミサイルを我国に向けている(‘09年米国防総省「中国の軍事力」)。何のために、我国を殲滅するために。1993年当時の豪首相ポール・キーティングに、時の中国首相李鵬は「日本は40年後には消えるかもしれない」あるいは「30年もしたら日本は大体つぶれるだろう」といったと伝えられている。 中国は紛うことなき我国の「敵」である。同様に台湾に向けても1500発以上の通常型の弾道及び巡航ミサイルが向けられている(沖縄、南西諸島もカバー)。こちらは親中の「華人」に対する配慮から、核ではなく通常型弾頭だそうだ。しかし我国政府は、安倍政権ですらこの現実から目をそらす。いわく「戦略的互恵関係」を築く為。あまつさえ3兆4千億円規模のスワップ(’18年10月締結)を復活させ、今年10月22日の「新天皇即位の礼正殿の儀」に習近平を国賓として招くという愚策を繰り返している。我国は、日中友好などお為ごかしに惑わされず、米国、台湾と共に対中防衛網を早急に完成させなければならない。
即ち、覇権国家中国は日本・台湾・米国民の共通の敵だ!
(以上、文責永嶋直之)
こうした基本認識の下、膨張、拡大を続ける中国の軍事力の危険性について、陸上自衛隊西部方面隊総監として我国南西防衛の任に当たられた用田和仁退役陸将に講義いただきます。1993年、李鵬がキーティング元豪首相に日本は亡くなるとした30年後は2023年、40年後は2033年、まさに危機は目前に在りです。安倍政権が言うように 『日中は完全に正常な軌道に戻った』などと、はしゃいでる場合ではありません。それは、われらが安倍さんの本意ではなく、自民党を内部から蝕む、パンダハガーの策士二階某辺りの策略だとおもいます。 こうした状況を自衛隊はどう認識しているのか、どう立ち向かおうとしているのか、について解き明かしていただきます。 陸上自衛隊屈指の理論家であり戦略家である用田将軍の講義にご期待ください。 尚、用田先生は昭和27年7月福岡市のお生まれ、修猷館のご出身です。
◎本講座は事前予約制です。受講希望の方は下記電話、FAX、メールへお申し込みください!
※事務局からお知らせ
1.8月31日(土)の金氏先生の原子力発電講座は都合により9月28日(土)に繰り延べとなります!
2.福岡県郷友連盟では、今年も澎湖島で開催される《帝国海軍巡洋艦「松島」・慰霊祭》参列と「日・台・米防衛シンポ」 参加ツアーを企画催行致します。時期は11月17日(日)~20日(水)。詳細は郷友連盟ホームページで発表します。